―中国で頑張る石川人 第12回―

吉村規久さん（上海奈須ゴルフ用品有限公司）より一言

中国との縁は、戦後の引揚者で、幼少の頃からハルピンや松花江などの話を良く聞かされて育ちました。社会人となってからは、大手電機メーカーで37年間ブラウン管製造一筋で、1978年に上海市白黒ブラウン管のプラント輸出設備設計から始まり、1985年北京市へカラーブラウン管の合弁会社を立上げから,出張支援、8年間の北京駐在を経て、2003年のSARSの頃退職し、現在は、上海でカスタムメイドのゴルフ工房を共同経営しております。
わが社＝上海奈須ゴルフ用品有限公司は“妥協を許さない本物のクラブ”を目指し、カスタムメイドのゴルフクラブづくりを展開しています。基礎体力、年齢、身長、体重、キャリア等を総合的に判断してベストフィットする唯一の専用クラブを製造することにより、既存のマスプロダクト商品に挑戦しています。
ドライバー1本3,300元。購入以降は無料で調整・リシャフト…お買い得だと思いますが！

北京駐在時代は、不自由な生活や言葉が話せないギャップ、中国人との文化の差を感じ、日本の事業本部からの要求を如何に具現化していくかのストレスを、週末のゴルフだけを楽しみに歯を食いしばりながら仕事を進めてきましたが、ゴルフを通して、多くの友人を得た事が大きな財産となりました。
海外生活では、日本で経験出来ない多くの事を体験しますが、その一つは、此れまでとは違った交友が出来、同業ライバル企業や異業種の方で有っても、広く知合え、人生経験の上でも貴重な物となりました。
特に、ゴルフは地位、年齢に関係なく、多くの知人・友人を作る機会に恵まれています。エチケット・マナーは勿論の事、休日を緑の芝の上で自然を謳歌する事が出来ます。自然環境（花香る春＝時々黄砂、灼熱の40度近くの照焼地獄・60cm以上の氷が張る冬）と精神の動揺を乗越え、稀にナイスショットした時の快感を仲間と楽しみながら、英気を養ってきました。小生の場合は、ゴルフが支えでしたが、海外生活では何か一つストレスを解消出来る趣味を持っているべきだと思います。
1987年頃北京で韓国の視察団に合った事がありますが、当時は殆ど見かけませんでした。しかし、現在では至る所で、韓国の方を見ることが出来、TAXIに乗っても「韓国人か？」と聞かれる事も度々！
中国で仕事・生活する上で中国語は是非話したいものです。11年以上も中国で生活しているのに、毎日少しでも語学の勉強をしておればと反省しきり…。機会が有れば、大いにグローバル化の波に乗って海外経験を積み、日本の人的資源を増強して欲しいと思います。若人よ来たれ中国！判らない事、不可解な中国へ！
最後になりますが、貴方だけのクラブを創造する我がCustom  made  Ns  selection  (上海)へもお越し下さい。美味しいCoffeeでも飲んでGolf談義は如何ですか？
謝々

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