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更新日:2010年10月6日

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―中国で頑張る石川人 2005年4月―

澤村高史さん(蘇州八木時装有限公司)から一言


澤村さん(オフィスにて)

州八木時装有限公司の澤村高史です。
まれは石川県の津幡町で、現在は金沢に住んでいます。現在、上海に赴任して2年と4ヶ月が過ぎました。海外赴任はもちろん初めての経験ですし、海外旅行も新婚旅行以外に経験したことがなかったので、赴任当初は新しいことへの期待と、生活への不安でいっぱいでした。弊社は12年前から中国に進出しており、赴任前には中国は凄いとの話を聞いていましたが、自分の中のイメージとしては、不衛生で人間性も我々島国の人間と違い、大陸の攻撃的なイメージがありました。実際に来てみると、上海の街には高層ビルが立ち並び、街を歩けばクラクションが鳴り響き(これには閉口しましたが)、交通ルールがあるのか無いのか、走る車の間を人々がかいくぐる様を見て、元気のない日本と比べて、この国の人々の底知れないパワーの凄さを感じました。


蘇州八木工場内風景

州八木時装という会社は、金沢のヤギコーポレーションというユニフォームメーカーの製造子会社で、工場は呉江市芦墟鎮という、上海市内から約1時間の所にあり、私は上海から通勤しております。上海の国際貿易中心に分公司があり、財務、貿易、営業業務を行っています。
場では、オフィスユニフォーム、サービスウエア、ソフトワーキングウエアの生産をしており、設立当初から優秀な人材を選んで日本で研修し、中国にありながら日本の環境、品質で仕事が出来るよう、指導を実施して来ました。そのお陰で、工場には日本語が堪能で、日本に精通した優秀な人材が揃っておりましたので、日本と中国という違和感もあまり無く、管理スタッフとの会話も全て日本語ですので、赴任当初の不安は一度に吹き飛び、業務に専念する事が出来ました。その分、自分の勉強不足の言い訳ですが、中国語は未だに上手になりません。工場周辺は、開発が進んだ大都会の上海と1時間の距離ですが、昔ながらの中国の風景が残っており、自分が子供の頃の田舎は確かこんな感じだったなあ、と懐かしく感じるような長閑なところです。


蘇州八木の生産製品

務面では、日本の生産工場であるヤギファッションに導入された、トヨタ生産方式を習得するため、3年前から毎年研修生を送り出し、本格的に品質技術、生産技術の教育を実施しており、ISO9001の取得や、国家認定の輸出工業製品生産1級企業に認定されるなど、品質、技術面の強化を継続実施しています。現在は日本への輸出のみならず、巨大な中国市場への販売展開を強化しており、益々中国への注目度が高まっています。
れまで上海で生活し、社内外の人たちとの交流の中で、中国の習慣や考え方の違いから、驚きや憤慨を覚えたこともありましたが、基本的には向上心が強く、好奇心旺盛な人が多く、控えめな日本人としては、見習わなければならない点が多くあるように思います。皆さんも元気がなくなった時は、一度中国に来て、溢れるエネルギーを吸収してみては如何でしょうか。

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所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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