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更新日:2010年10月6日

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―中国で頑張る石川人 2005年3月―

瀬領博之さん((株)北国銀行上海事務所)より一言


瀬領さんの仕事風景

國銀行上海駐在員事務所長の瀬領博之です。生まれも育ちも金沢市なのですが、両親の出身が小松のためか、銀行の勤務地は加賀方面が大半でした。新婚旅行以来、海外へ出かけることもなく、日々銀行の仕事に忙殺され、退職後に妻とようやく海外に行けるようになるかなと思っていたこともあり、上海で仕事をする機会に恵まれたことを非常に幸運だと感じています。また上海の地にはじめて降り立ったときの胸の高鳴りと感動は、一生忘れることはできません。私は昭和39年の東京オリンピックの年に生まれたのですが、中国の雰囲気が幼少の頃の日本のイメージと重なり、何か懐かしさも感じました。
国には2002年の10月に派遣され、都市銀行の支店に研修生として1年間勤務しました。この時に学んだ当地の事情や規制、知り合った多くの知人や友人が、当地で事務所を設立するにあたっての大切な糧になり、2004年6月に事務所開設にいたりました。
は、中国の歴史や文化に関心があったわけでもなく、真っ白な状態で中国に赴任し、業務の傍らあくまで実用を中心に中国語を学びつつ、次第に中国という国の素晴らしさを知り、またこの国の課題の多さも実感してきました。


上海企業の窓口として活躍の趙総経理と

前の私の中国のイメージは、発展途上の国で衛生状態も芳しくなく、共産党一党支配の理解の難しい国でした。しかし赴任し生活してみると、その印象は大きく変わりました。日々経済が発展し、生活が改善する中で、人々の笑顔や素直さが随所に見られ、また庶民レベルでは非常に自由で人間的な思想もあり、共産党の下での政策や行政も時として不可解な要素はあっても、革新の気構えやスピード、長期的な視点にたった計画などは、日本も学ぶべき良さがあります。中国という国全体がエネルギーに溢れ、前向きで明るい印象があり、当地での仕事の苦労も快く感じる方が多いのではないでしょうか。私の小学校3年生の息子がいみじくも「日本の人は暗くてせかせかしているけど、ここの人は貧しくてもにこにこしている」と話したのは、今の中国人の気持ちの本質を言い当てている気がします。
の勤務する北國銀行の上海事務所は、支店ではないため、預金や融資、送金、両替などの銀行業務はできません。しかしながら皆様の中国での事業展開、貿易や現地法人設立の支援、ビジネスマッチングを含め、様々な情報提供が可能です。場所も上海市内の中心にあり、上海雑技団の公演もあるポートマンの愛称で呼ばれる上海商城の中にあります。まだ設置まもない事務所ではありますが、お客様ご自身の事務所のように思っていただき、ご活用いただければ幸いです。
地にいると日本の中国報道が良くも悪くも偏向している印象を受け、残念に思うことが多くあります。不幸な歴史的経緯や感情的なしこりがあることも忘れてはいけませんが、隣国の中国を本当に知るには、実際に訪れ、人々の生活を知り、交流することが大切だと思います。石川県民の一丸となった努力で、小松と上海を結ぶ定期便も就航している今、上海と石川の距離感は一挙に縮まりました。今後関係が緊密になることはあっても疎遠になるとは考えられない中国にぜひお越しください。私ども北國銀行上海事務所の一同も皆様のご来訪を心よりお待ち申し上げております。

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所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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