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更新日:2012年5月24日

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―中国で頑張る石川人 2005年9月―

大竹正和さん(偉路図文設計(上海)有限公司)より一言

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大竹さん

路図文設計(上海)有限公司の大竹正和です。偉路図文設計は、株式会社ウイル・コーポレーション(http://www.willcorp.co.jp/(外部リンク))の100%子会社です。

の生まれは金沢ですが、育ちは半分中国と言ったところでしょうか。1988年9月に中国北京の大学に留学、途中天安門事件などに遭遇しましたが、留学を継続し、中国文学を専門に学びました。うその後、1994年から日本にて中国関連の仕事に携わり、2001年に現在の現地法人を立ち上げ5年目、延べの中国滞在歴は約11年となり、日本での社会復帰にいささかの不安を感じるこの頃です。
が初めて中国に来た頃は、18歳と若く学生でしたので今とは視点も異なりますが、共産党が統治する発展途上国で、サービス業の服務態度も日本とは到底比較にならないほどひどく、何もなく寂しい環境でした。留学2日目にして、あまりの文化の違いに、枕が不覚の涙で濡れておりました。現在の北京や上海などの大都市の発展は、もはや先進国と思わせるような目を見張る物があり、活気にあふれ多くの外資系企業が進出し、様々な不安や商習慣が異なる部分があるものの、増加する日本人駐在員にとっても比較的過ごしやすい環境が整って来ていると思われます。
際に中国の方々と共に仕事をしておりますが、各都市で考え方や習慣が異なり、毎日失敗の連続で、「敵も知らず、己も知らず一戦も危うい」状態でした。更にこの大陸で生活しようとする人々の底知れぬパワーに驚きを感じると同時に、学生時代には分からなかったビジネスルールや考え方の違いも再認識させられました。まずは中国を、再度身をもって理解することから始まりました。現在では日本の常識が良いのか世界の常識は何なのか疑問を感じている部分もあります。

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オフィス内風景

どもの会社では、日本と中国間の大容量インターネット回線を利用し、日本向けの印刷用画像の制作をメインに、現地での各種販促ツールの制作・デザイン、各種印刷物の相談や翻訳などを行っております。例えば、デザインと言うのは、好みもあるかも知れませんが、ファッションと同様毎年流行などもあり、絶えず変化し進化しているのではないでしょうか。中国において「日本的デザイン」を要求される場合があります。この感覚を現地のスタッフに伝えることは非常に難しく、顧客の要望に応えるために、逆に日本へ制作作業を発注することにも取り組んでおります。
た、最近では、現地オペレーターに日本のデザイン感覚を身につけさせるため、日本へ研修生を派遣するなどして技能面での強化に取り組み、日本国外にいながら質の高い制作物が提供できるよう日々努力致しております。
前は、殆どの企業が、この国の人件費の安さを利用し日本への輸出品を作ることを目的に進出されたと思われますが、ここ数年は、この巨大な市場を狙って進出している企業も増加しています。中国と日本の経済依存関係はますます強くなってきており、双方にメリットをもたらしていると思います。急速な経済発展に伴ない、目まぐるしく変わる法律にもアンテナを張り、より多くの現地の正確な生情報を石川県の皆様へご提供しつつ、弊社もこの大きな中国市場に更に目を向け、現地需要の開拓を強化し、弊社の制作物が中国でより多く出回るよう取り組んで参りたいと思っております。
国には様々な格言や諺がありますが、その中でもビジネス成功のための秘訣として「天の時、地の利、人の和」という言葉がよく使われます。「天の時、地の利は人の和に如かず、人の和が万事を興す、人の和が財産を成す」。石川県民が一丸となって努力した小松―上海便も運行され距離も縮まりました。石川県の企業の皆様も中国に来られた際には、是非弊社事務所へお越し頂き、情報を共有し、人の和を大切にして行きたいと思っております。

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所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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