ここから本文です。
白山麓の生業創出に向けた羊の飼育が行われています
石川農林総合事務所では、平成26年度から県立大学等の関係機関と連携し、白山市木滑地区の耕作放棄地を活用した羊の放牧を実施しています。この放牧によって白山麓の耕作放棄地の解消だけでなく、地域の活性化や景観の改善、獣害の軽減などの成果が得られています。また、県内のレストランの協力により開催した試食会では、その肉質が高い評価を得ました。
この取組みの成果によって、白山麓の豊かな自然を生かして羊を飼育し、羊肉や羊毛フェルトなどの生産を行い、地域を活性化させようという気運が高まり、平成28年6月に地区住民等により「白山麓羊推進協議会」が結成されました。
当協議会は、平成28年11月に「いしかわ里山振興ファンド」を活用し、白山市瀬木野の旧酪農家の畜舎に雌10頭、雄1頭の羊を導入しました。
翌年5月には木滑地区などで雌羊の放牧を開始し、その後9月には雄羊も放牧して交配させました。11月以降は、再び畜舎に戻して飼育しており、平成30年1月以降、子羊が次々と誕生し、現在8頭がすくすく成長しています。
今後は、産まれた雄羊は羊肉用として肥育し、雌羊は繁殖候補羊として育成することで、羊の頭数を徐々に増やし、安定的な羊肉出荷と羊毛フェルト生産などに取り組んでいく予定です。
羊の放牧風景 親子の羊
七ケ用水路の防災点検パトロールを実施しました(土地改良部)
県農林水産部では、6月を「農地・林地防災月間」と位置付け、毎年災害防止に係る様々な取り組みを実施しています。
今年も土地改良部では、管内主要施設である七ケ用水路の防災点検パトロールを6月5日に実施しました。
当日は、中村用水3-1号支線、約4.5kmの区間について、白山市・七ケ用水土地改良区・地元関係者を含む総勢15名で点検を行いました。
点検は、水路本体や管理用道路、そして安全施設など、施設の防災上の観点から、溢水危険箇所や老朽化等による損傷が見られる箇所等を重点的に行いました。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す