県議会の議案説明要旨 - 平成22年2月1日 - 2  競争力のある元気な産業づくりについて

◎  主な施策の概要について

2  競争力のある元気な産業づくりについて

第二は、「競争力のある元気な産業づくり」についてであります。

今年度末の策定を目指している「石川県産業革新戦略2010（仮称）」につきましては、先月、産業界や大学、経済団体の皆様方からなる産業革新会議において、その骨子案をご議論いただき、五つの大きな施策の方向性が固まりました。
  
具体的には、「基幹産業等の更なる競争力の強化」、「次世代産業の創造」、「ニッチトップ企業等の育成」、「戦略的企業誘致の推進」、「産業人材の総合的育成・確保」を柱として、更に具体の検討を進めることとされたところであり、広く県民の皆様方からのご意見もいただきながら、精力的に策定作業を進めてまいります。

知的クラスター創成事業につきましては、昨年実施された国の事業仕分けにおいて廃止と判定されましたが、参画する大学や企業、他の地域とも連携しながら予算確保を強く要望した結果、事業継続に必要な予算が確保される見込みとなりました。今後とも、産学官連携により、医療機器や医薬品などライフサイエンス分野における研究開発を推進することにより、国際競争力のある新産業の創出や産業集積の高度化に繋がるものと大きな期待を寄せております。

金沢港につきましては、県内企業等の更なる利用拡大を図るため、来年度から荷主に対する助成制度の対象要件を大幅に緩和することとしたところであり、引き続き、国際物流拠点港としての飛躍に向け、官民一体となった積極的なポートセールスによる利用促進、更には、港湾活用型企業の集積に全力を挙げて取り組んでいく所存であります。

 

以上

●目次に戻る   ●前へ戻る   ●次へ進む