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更新日:2019年9月9日

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議案説明要旨(令和元年第4回県議会定例会) - 令和元年9月6日 - 2.「個性と魅力にあふれる文化と学術の地域づくり」について

◎9月補正予算の編成について

2.「個性と魅力にあふれる文化と学術の地域づくり」について

  第二は、「個性と魅力にあふれる文化と学術の地域づくり」についてであります。

  国立工芸館につきましては、来年度国家予算の概算要求において、移転後の運営費や開館を記念する特別展の開催費など、東京オリンピック開催前の開館に向け、必要な経費が盛り込まれたところであります。

  こうした中、本県においては、来月末の完成に向けて建物の整備が順調に進んでおり、旧陸軍の第九師団司令部庁舎及び金沢偕行社を移築・活用する木造部分の組み立て作業が終了し、仕上げの段階に入ったところであります。建物完成後の十一月には見学ツアーの開催を予定しており、今月には参加者の募集を開始することとしております。

  今後とも、日本海側初の国立美術館にふさわしい施設となるよう、独立行政法人国立美術館や金沢市と連携し、鋭意、諸準備を進めてまいります。

  金沢城公園の鼠多門・鼠多門橋につきましては、鼠多門の屋根や壁の工事を進めているところであります。また、来月には鼠多門橋の尾山神社側が姿を現し、引き続き、残る金沢城公園側の工事に着手することとしております。東京オリンピック開催前の完成に向けて、鋭意、復元整備を進めてまいります。

  金沢城復元の総仕上げともいえる二の丸御殿につきましては、「表向」の復元整備の可能性は大きいとの「二の丸御殿調査検討委員会」の中間とりまとめを踏まえ、七月から遺構の分布調査を開始するなど、復元を前提とした調査を実施しているところであります。

  一方、昨年、文化財保護法が改正され、文化財の保存から活用へと転換が図られたことから、史跡である金沢城の保存・活用のマスタープランともいえる「金沢城保存活用計画」について、文化庁と協議を行いながら、鋭意、策定作業を進めているところであります。

  こうした中、「加賀百万石回遊ルート」周辺をはじめとする県内の文化資源を活用し誘客拡大を図るため、史実に基づく本物志向の体験型観光の提供に向けた取り組みを国に提案したところ、国際観光旅客税を活用したプロジェクトに採択されたところであります。

  東京オリンピック・パラリンピックが開催される来年は、本県ならではの多彩な文化イベントを切れ目なく展開していくこととしており、こうした体験型観光もイベントの一つとして位置づけ、本年度は、文献調査などを通じて文化資源や史実の発掘を行った上で、有識者のご意見もいただきながら、具体の体験メニューの検討を進めてまいります。

  本県においては、平成四年に日本海側で初めて、国内最大の文化の祭典である国民文化祭を開催し、国内外に向けて本県文化の魅力を発信すると同時に、文化に関する県民の意識向上にも寄与いたしました。

  令和五年春の新幹線県内全線開業では、外国人を含めた観光客のさらなる増加が見込まれるところであり、県内各地において、様々な文化イベントを開催することにより、本県の多彩で質の高い文化を強くアピールし、開業効果を県内全域に波及させる絶好の機会であります。このため、いわゆる「第二の開業」に合わせ、令和五年の秋に、本県において二回目となる国民文化祭を開催したいと考えており、本日、国に要望することといたしました。

  新たな県立図書館につきましては、来月、建設工事に着手し、令和三年度中には建物の工事を完了させたいと考えております。現図書館の約五倍のスペースを確保する児童エリアについては、遊び場を思わせるような閲覧空間にするとともに、子育てに関する大人向けのコーナーも配置するなど、親子が共に楽しめる場にしたいと考えており、鋭意、準備を進めているところであります。今後とも、多くの方々にご来館いただける図書館となるよう、ハード・ソフト両面において様々な工夫を凝らしながら、着実に整備を進めてまいります。 

  東京二〇二〇オリンピック聖火リレーにつきましては、聖火ランナーの公募が順次行われ、県実行委員会においては県内外から約二千人のご応募をいただきました。今後、県実行委員会からランナーを推薦し、早ければ年内にも大会組織委員会において決定されることとなっております。来年六月の聖火リレーでは、県民の皆様方が大きな感動を分かち合うことができるよう、引き続き準備に万全を期してまいります。

  東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致につきましては、今般、木場潟カヌー競技場において、フランスのパラカヌー代表チームが東京パラリンピック直前に合宿を行うことが決定し、延べ十カ国のカヌー・パラカヌー代表チームが直前の合宿を行う見通しとなりました。

  こうした中、カヌー競技場について、障害のある選手が安全にカヌーの乗り降りができるよう配慮を求める声があったことから、傾斜が緩やかで幅の広いバリアフリー型の出艇スロープを整備することといたしました。

  これにより、大会等において選手が安全かつ円滑にカヌーの乗り降りができるようになり、競技施設としての機能強化が図られることに加え、カヌー体験イベントの開催にあたり、子どもたちをはじめ県民の皆様がより安心してご利用いただけるようになるなど、交流施設としての魅力向上にもつながるものと考えております。こうした「競技」と「交流」の両面に対応した出艇スロープの整備は全国でも例がなく、木場潟公園のカヌー競技場としての評価をさらに高めるものと考えております。

  また、東京オリンピック直前の合宿を見据え、十一月に東京で開催される世界トランポリン競技選手権大会の直前に、ウクライナ代表チームが野々市市において合宿を行うことが決定いたしました。

  今後とも、東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致を進めるとともに、市町や競技団体と連携し、受け入れに万全を期してまいります。

 

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