議案説明要旨（平成29年第2回県議会定例会） - 平成29年6月13日 -「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

◎主な施策の取り組み状況について

7.「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

  第七は、「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」についてであります。

  防災対策の充実強化につきましては、新たに制定された「津波防災地域づくりに関する法律」に基づき、日本海における統一的な津波断層モデルが国から示されたことから、想定される地震や津波の規模を再検討し、津波浸水想定の見直しを行い、先月開催した石川県防災会議において地域防災計画に反映したところであります。今後、各市町において津波ハザードマップの見直しを行い、より実効性のある避難体制の構築を図ってまいります。

  白山の火山防災対策につきましては、本年三月に、登山届の提出を義務付ける「石川県白山における火山災害による遭難の防止に関する条例」を制定いたしました。夏山開きに当たる七月一日からの円滑な施行に向けて、条例内容の周知に努めるとともに、スマートフォンを活用した登山届システムの運用を本日から開始いたしました。また、今月二十九日には、岐阜県や白山市等と連携し、新たに、緊急速報メールによる登山者への情報伝達訓練などを実施することとしております。

  県立中央病院の建て替えにつきましては、建物の外壁工事が完了し、現在、設備工事や内装の仕上工事を行うなど順調に進捗しております。九月の建物の完成後、医療機器の設置工事等を進めることとしており、来年一月初旬の開院に向けて、準備に万全を期してまいります。

  県立中央病院に導入するドクターヘリにつきましては、現在、運航を委託する業者の選定作業を進めており、今月中に決定したいと考えております。今後、医療機関、消防本部、運航業者などの関係者からなる運航調整委員会を設置し、具体の出動基準の設定や救急患者の引き継ぎ場所となるランデブーポイントの選定を行うなど、来年秋頃の運航開始に向け、鋭意準備を進めてまいります。

 

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