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ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成30年第1回県議会定例会) - 平成30年1月30日 - 「成長する農林水産業と農山漁村づくり」について

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更新日:2018年2月4日

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議案説明要旨(平成30年第1回県議会定例会) - 平成30年1月30日 - 「成長する農林水産業と農山漁村づくり」について

◎ 主な施策の概要について

4.「成長する農林水産業と農山漁村づくり」について

    第四は、「成長する農林水産業と農山漁村づくり」についてであります。

    農林水産業におきましては、製造業のノウハウを導入した新たな発想により、収益性の向上を図り、競争力ある産業としての発展を図るため、全国に先駆けてものづくり企業と連携し、生産の効率化に取り組んでいるところであります。

    (株)小松製作所との連携については、農業分野では、直播栽培と多機能型のブルドーザを組み合わせることにより、水稲栽培の生産コストを四割削減する取り組みや、地下水を活用した冷房装置により、これまで春と秋に収穫していたトマトを、夏場にも収穫できるようにするなど、収穫期間を大幅に拡大する取り組みを進めております。今後も、引き続き、国のプロジェクトを活用し、農業法人等における現地実証の規模拡大を図るなど、技術やノウハウの普及に向けた取り組みを進めてまいります。また、林業の分野では、人工林の伐採作業のコスト削減を図るため、森林資源量の調査にドローンを活用する実証試験に取り組んでおり、県内各森林組合へのドローンの導入に向け、来年度から、ドローンの操縦技術者の養成に着手することといたしました。

    こうした取り組みを通じ、石川型の収益性の高い農林水産業の経営モデルづくりを加速させてまいります。

    特色ある農林水産物のブランド化につきましては、昨年、ルビーロマンが七月の初競りで百十一万円の過去最高値を付けたのをはじめ、のとてまり、能登牛、能登とり貝のいずれもが過去最高値を更新するとともに、新たに市場デビューした加賀しずくの初競り価格が一箱十万円となるなど、高い評価をいただいたところであります。今後とも、ブランドイメージの確立に向けて、関係者と一体となって取り組み、本県を代表する農産物として育てていきたいと考えております。

    企業等による農業参入の促進につきましては、「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されて以降、能登地域には、県内外から、二十七の企業・農業法人が進出しているところであります。このうち、レタスなどを生産する植物工場については、平成二十八年に稼働した志賀町のあずまー植物工場(株)に続いて、(株)バイテックファーム七尾の植物工場が、昨年九月から、七尾市において稼働し、さらに本年五月からは、中能登町の新工場が稼働する予定となっております。これらに加え、今般、(株)バイテックホールディングスから、七尾市中島町地内において、二〇二〇年夏頃の稼働を目指し、新たな植物工場を建設する方針が示されました。新工場は、生産能力が国内最大規模であり、これにより、これまでの植物工場と合わせ、能登に国内屈指の工場産レタスの一大生産拠点が誕生することとなります。天候の影響を受けることなく、安定した生産ができる植物工場という新たな農業が一層進展し、能登の農業の活性化に大きく寄与するものと期待しているところであります。

以上

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