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ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成22年2月1日 - 3  交流が盛んな特色ある地域づくりについて

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更新日:2010年4月7日

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県議会の議案説明要旨 - 平成22年2月1日 - 3  交流が盛んな特色ある地域づくりについて

◎  主な施策の概要について

3  交流が盛んな特色ある地域づくりについて

第三は、「交流が盛んな特色ある地域づくり」についてであります。

はじめに、交流基盤の整備についてであります。

北陸新幹線につきましては、国の来年度予算案において、厳しい財政状況の中、長野・白山総合車両基地間に、今年度当初予算を大幅に上回る千七百億円の事業費が計上され、平成二十六年度末までの金沢開業に必要な予算が確保されたものと受け止めております。また、白山総合車両基地以西の未着工区間についても、新規着工が決定された場合に対応する予算が確保され、早期に着工すべき区間を決定するための検討が進められております。

今後とも、金沢までの一日も早い開業、白山総合車両基地以西の認可・着工の早期実現と全線整備、並行在来線対策について、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしていく所存であります。

また、北陸新幹線の開業効果を最大限に引き出し、県内全域へ波及させるため、昨年三月に策定したアクションプラン「STEP21」の推進につきましては、現在、官民連携・協働による重点プロジェクトの具体化を進めているところであり、来年度は、全県的な推進組織「STEP21県民推進会議(仮称)」を立ち上げ、重点プロジェクトを順次実施に移すなど、開業に向けた取り組みを加速させてまいります。

小松空港につきましては、この度、成田便が本年七月から一年間のトライアルとして一便増便されることが決定いたしました。また、四月から全日空による羽田経由での乗継割引区間が大幅に拡大され、これまでの沖縄や北海道に加え、新たに中国や四国、九州地方への乗り継ぎも割引対象となります。さらに、札幌便についても、四月から、朝に小松を出発する便と夕方に小松に到着する便にダイヤが改正されます。これらにより、小松空港の航空ネットワークの利便性が格段に向上し、競争力の強化にも繋がることから、今後、積極的に利便性をPRし、国内便の利用促進を図ってまいります。

国際便については、本年五月から十月にかけて上海万博が開催されることから、この機会を捉えて、上海便を利用した旅行商品の造成支援やPRを積極的に実施するほか、ソウル便及び台北便についても、レジャーやスポーツなどターゲットを絞った戦略的な誘客活動を展開すると同時に、韓国・台湾観光の魅力を広域的に情報発信することにより、双方向での利用促進を図ってまいります。

国際航空貨物便については、世界同時不況の影響により引き続き厳しい環境にありますが、今般、全日空により、小松から羽田への旅客便を活用したアジア向けの航空貨物サービスが本格的に稼働することとなりました。これは、小松からのいわば「準国際航空貨物路線」の開設とも言えるものであり、今後、カーゴルックス便と併せて、荷主企業への積極的なPR等を行い、貨物利用の拡大に努めてまいります。

今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力を得ながら、日本海側の拠点空港としての発展に向け、努力していく所存であります。

能登空港につきましては、地元関係団体や地域の皆様と連携した取り組みにより、昨年十二月には、開港以来の羽田便の搭乗者が百万人に達したところであります。

また、小松空港と同様、四月から全日空による羽田経由での乗継割引区間が大幅に拡大されます。今後とも、こうした利便性の向上を積極的にPRするなど、地元市町や関係団体と一体となって地元利用の拡大に取り組むと同時に、首都圏からの利用拡大に向けた情報発信を更に強化し、双方向での利用促進に努めていく所存であります。

道路網の整備につきましては、この春には、金沢外環状道路山側幹線の神谷内インターチェンジが供用開始するとともに、能登有料道路の別所岳サービスエリアが能登半島地震のメモリアル広場として生まれ変わることとなっており、引き続き、「ダブルラダー結いの道」整備構想に基づき、県下全域で道路網の整備を着実に進めてまいります。

次に、交流基盤を活用した観光誘客についてであります。

景気低迷の長期化により、観光誘客は国内外とも厳しい環境にありますが、今後とも、旅行の形態や価値観の変化など多様化する観光ニーズを的確に捉えながら、効果的かつ戦略的な取り組みを粘り強く展開してまいります。

まず、国内誘客の促進につきましては、本県の観光ブランドとして、全国的な知名度が向上しつつある「能登ふるさと博」及び「加賀四湯博」の更なる充実を図ることとしており、特に「能登ふるさと博」については、課題である冬場における誘客を促進するため、新たに一月から三月にかけても開催することといたしました。

また、本年初秋には、のとじま水族館に「パノラマ大水槽(仮称)」がオープンいたします。日本海側では最大規模の水槽で、かつ、初めてジンベエザメを導入し、大型魚類を中心としたダイナミックな展示を行うこととしており、新たな観光スポットとして、本県への誘客に大いに貢献できるものと考えております。

隣県との広域連携につきましては、来月、白山広域ガイドブックが全国発売されることから、これを活用し、中京圏等からの誘客促進を図ってまいります。

海外誘客につきましては、引き続き、ターゲットを絞った取り組みにより、主要市場である台湾、韓国からの誘客拡大を図るとともに、今後の有望市場である中国や東南アジア、欧米等について、誘客のための人脈づくりや本県の認知度向上に向けた取り組みを進めてまいります。

能登地域の活性化につきましては、先月二十三日・二十四日の両日、産業展示館で「全国丼サミットいしかわ二〇一〇」を開催し、県内外から参加された約七千人の方々に、地域ブランドとして定着しつつある能登丼をはじめ、キリコかつぎ体験や輪島塗の伝統工芸体験など、能登の魅力を堪能していただいたところであります。

今後とも、能登半島地震からの本格的な復興に向け、復興基金を活用し、能登の魅力創出に繋がる広域的な取り組みや民間の発想を活かした地域づくり活動などを積極的に支援するなど、地元市町との連携をより一層密にし、能登地域の活性化を図るための取り組みを更に進めてまいります。

 

以上

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

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