緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

印刷

更新日:2025年5月21日

ここから本文です。

カキ うどんこ病(秋季白変症状)

葉裏の症状
(画像1)葉裏の白変症状と黒点症状。白変部には表生菌糸層と分生子が、黒点部分には子のう殻が形成されている。

分生子の画像
(画像2)白色菌糸層中に形成されつつある肥大中のラッキョウ型分生子。

子嚢殻
(画像3)子嚢殻。付属糸は針状で基部に膨らみがある。

項目

内容

1.宿主名

カキ

2.宿主科名

カキノキ科

3.病名

うどんこ病(秋季白変症状)

4.病原

Phyllactinia kakicola(フィラクティニア・カキコーラ)

5.診断

春季にはうどんこ症状ではなく、黒点症状を呈するが、秋季には、葉裏は白色表生菌糸層に覆われ、うどんこ病らしい「白粉状」というよりは、平滑に白変している。
やがて菌糸層の中に子嚢殻が形成されて黒色小粒点として見えてくるが、その時には菌糸層は衰退、消失していく。

6.診断のコツ

葉裏にセロハンテープを押し当てて採取すると、白変部には表生菌糸層とラッキョウ型の分生子が、黒点部分には子嚢殻が見られる。
子嚢殻の付属糸は針状で基部に特徴的な膨らみがある。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

同じ分類から探す