ホーム > しごと・産業 > 農業・畜産業 > 農業体験・人材確保・育成 > いしかわ農村ボランティア > 平成23年度いしかわ農村ボランティア活動報告_穴水新崎・志ヶ浦里海・里山推進協議会
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受け入れ隊である「新崎・志ヶ浦里海・里山推進協議会」のボランティア受入れ活動が開催され、
棚田周辺の草刈り作業を農村役立ち隊の皆さんと協働で行いました。
農村役立ち隊員16名、受け入れ隊10名の他、今回は、里山里海の利用保全活動を目的とした
里山づくりキャンペーンのボランティア5名にも参加いただきました。
また、里山応援隊として活動している県職員のOBも2名参加しました。
海に面した集会場に集まり開会式です。まず事務局から挨拶です。
次に、新崎・志ヶ浦里海・里山推進協議会から挨拶です。
引き続き、作業説明です。
開会式が終わり、作業場所に移動です。
この場所は年に一度は、集落で草刈りをしているそうですが、頑丈な草が生い茂っていて
手強そうです。手鎌では作業できないような場所でしたので、ここは機械班におまかせすること
にしました。
草を刈っていくと、少しずつ、棚田の様子がわかってきます。低いところから高いところへ斜面に沿って
作業をすすめていきました。
手鎌班は海沿いの農道脇の草刈りです。ときどき穏やかな海を眺めながら、コンクリートの隙間から
生えている雑草を抜いていきます。
随時休憩をはさみながら約2時間作業をしたところで午前中の作業は終了です。
役立ち隊のみなさんの力で、作業前には想像できなかった棚田の姿が現れました。
集落では、この棚田に水をはって朱鷺の餌場のビオトープとして利用したいと考えています。
農道の方もすっきりしました。
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お昼にはワタリガニの味噌汁、アオリイカの刺身、キュウリとミョウガの漬け物を用意していただきました。
カニとイカは、集落の方が早起きして海からとってきて準備してくれたもので、とても新鮮でおいしかったです。
また、漬け物は10日前から漬けてあり、絶品でした。
このような海の近くでの活動は農村ボランティアでも初めてでしたので、みなさん喜んでおかわりし、海の幸を
味わっていました。
そして、昼食後、うれしいサプライズが!
地元の方の船にのせてもらって、ボラ待ち櫓の近くまで連れて行ってもらいました。
希望者が多かったため、なんと、3回も船を出していただきました。
このボラ待ち櫓は地元の方々が自分たちで設置した自慢の櫓です。
昼食時に、建設中の様子を記録したビデオも見せていただいていたので、近くで見るとますます
感動しました。なんとボラ待ち櫓に登らせていただいた隊員もいました。
潮風を浴びて、気分もすっきりしたところで、作業再開です。
午後からは集会場周辺の草刈りをしました。
来週、釣大会が開催されるそうで、海をのぞくと鯛、ボラがたくさん泳いでいるのが見えました。
集会場の周りもみるみるうちにきれいになり、1時間ほどで作業が終了しました。
また、ウェルカムフルーツとして参加いただいた方に会長から日本いちじく(蓬莱柿)の紹介がありました。潮風を浴びると
おいしいフルーツが実るとのこと、小さいのですが、とても甘いいちじくでした。
最後に穴水里海・里山推進協議会から挨拶です。
伝統的な風習を継承し、海の幸、山の幸に恵まれた地区で、盛りだくさんの作業、体験があった1日でしたね。
みなさんお疲れ様でした。
きれいになった新崎・志ヶ浦地区にたくさんの人が訪れ、世界農業遺産に認定された里山里海を満喫しててくれる
といいですね。
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