知事記者会見（平成25年度9月補正予算） - 平成25年9月4日 - 2 文化振興条例の制定に向けた県民意識調査

 時代を先取りするいしかわの新たな取り組み

2 文化振興条例の制定に向けた県民意識調査

次は、文化振興条例の制定に向けた県民意識調査であります。本県では、平成9年、全国に先駆けまして「石川県文化振興指針」を策定いたしまして、優れた文化資産の継承や一層の振興に努めてきたところでありますが、これまで、音楽堂の建設を始めとした基盤整備を着実に進めるとともに、ソフト面においても、伝統文化の継承のみならず、ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭の開催など新たな文化の創造・発信にも取り組んでまいりました。

しかしながら、指針策定から16年が経過をいたしまして、社会環境も大きく変化をしてきております。人の価値観も物の豊かさから心の豊かさへ、量から質へと大きく変化しておりますことから、これまでのハード整備からソフト施策への転換も視野に入れながら、質の高い、世界に誇りうる本県の文化にさらなる磨きをかけると同時に、新幹線開業を機に石川の文化を国内外に強力に発信してまいりますために、本県文化行政の拠り所となる文化振興条例、仮称でありますが、これを制定すると同時に、文化振興指針を見直すことにいたしております。

現在、部局横断の庁内プロジェクトチームを立ち上げまして、現指針の検証に着手をしておりますが、今回、県民意識調査を実施することとして、県民の文化に対する関心やニーズをしっかり把握をして、新たな条例や指針に反映させてまいりたい、こういう考えであります。    

 

以上

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