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更新日:2010年9月21日

内浦町不動寺の埋積珪化木群・白峰村百合谷の珪化直立樹幹

内浦町不動寺の埋積珪化木群

鳳珠郡能登町字不動寺  4字22

内浦町不動寺の埋積珪化木群
県指定天然記念物  昭和62年3月23日指定

能登町(旧内浦町)不動寺一帯には、新生代新第三紀中新世の柳田累層の凝灰岩類が広く分布している。
この凝灰岩層の中に、ヒッコリの一種(Carya sp 直径1.07m、長さ13.27m、現在日本には分布せず、わずかに中国中部と北米に分布するのみである)とケンポナシ(Hovenia dulcis THUNB. 直径1.20m、長さ2m)の2本の珪化大樹幹と他に数本の小樹幹珪化木が横倒しになって埋積している。
これ等の珪化木は、原地性の化石(本来の生育地でそのまま化石化したもの)であり、約2千万年前の中新世の頃、日本海側における大規模な火山活動に伴なう火山灰の降下・堆積によって枯死し、凝灰岩層中で長年月の間に徐々に珪化木になっていった様子がうかがえる。また、化石化し、地層の中に保存されている例はごく稀で、太古の大樹幹が珪化木化していく状態が観察できる点で極めて貴重である。また、この珪化木群は、日本の中新世の代表的な植物群である台島型植物群に属する暖温帯系の植物化石群としても貴重である

 

白峰村百合谷の珪化直立樹幹

白山市白峰28-24-3

白峰村百合谷の珪化直立樹幹
県指定天然記念物  昭和62年3月23日指定

白山市(旧白峰村)の手取川流域には、中生代ジュラ紀後期~白亜紀前期の汽水~淡水域で堆積してできた頁岩・砂岩・礫岩よりなる手取層群が広く分布し、動・植物化石を多産し、最近では恐竜の歯・足跡の化石も発見されている。また、旧白峰村一帯からの珪化木は、日本最古の珪化木と認定され、昭和32年(1957)化石壁と湯の谷のものは「手取川流域の珪化木産地」として国指定の天然記念物となった。
しかし、手取川ダムの建設に伴い、化石壁の一部が水没したり、湯の谷一帯の山腹の崩壊によって、指定された珪化木は所在不明になっている現状である。
百合谷一帯の林道整備に伴って近年発見された百合谷の珪化木は、立木のままで地層中に埋積され、珪化木になり、かつての樹木の生育環境とその後の埋積の様子も保存されており、いわゆる原地性の化石(本来の生育地でそのまま化石化したもの)としての珪化木は全国的にも少なく貴重である。また、前述の指定された珪化木以上に大きく、保存良好な珪化直立樹幹であるので、既指定の珪化木の現状をも考慮すると、百合谷の珪化木は県指定の天然記念物として保存すべき価値が高い

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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