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更新日:2010年9月21日

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藤懸神社社叢ケヤキ林・伊影山神社のイチョウ

藤懸神社社叢ケヤキ林

羽咋郡志賀町笹波ム1、ウ1

藤懸神社社叢ケヤキ林
県指定天然記念物  平成2年9月26日指定

藤懸神社の社殿背後に存する社叢林は、高木層にケヤキ(タブノキが混じる)、亜高木層・低木層にはヤブツバキが優占する林である。
この社叢は、冬期における北西の季節風の影響を受けて成立したものであり、とりわけ、ケヤキ林の自然植生を示す標本として学術上、貴重であり価値の高いものである。
また、この社叢は、海に突出した玄徳岬(標高約56m)をおおって発達することから、古来より「十五社の森」と称して、外浦を航行する船の標識となっており、その遠望は頗る荘厳である

伊影山神社のイチョウ

七尾市庵町 ケ6-2

伊影山神社のイチョウ

 県指定天然記念物  平成2年9月26日指定

イチョウは中国原産の落葉高木で暖帯から温帯下部にかけて広く分布し、街路樹や庭木として、あるいは社寺の境内地などに多く見受けられる。
能登半島では、七尾市の崎山地方の山林中に野生状のイチョウの高木が特に多いが、その中でも、伊掛山の標高240mの地点に位置する伊影山神社のイチョウは胸高幹周10.6m、高さ27mであり、県内最大、北陸においても有数の規模を誇る。
その樹皮には皺曲状の条溝を刻み、乳柱を数多く垂下させており、古木の見事な威容を示している。比較的標高の高い所で暖帯性のイチョウが大木として成長し得たことを示すものであり、学術的価値は極めて高い。
また、このイチョウは、富山県・上日寺のイチョウ(国指定)に比べその規模において遜色なく、同時期に植えられたという伝承を持つ神木として永年、地域の人々に信仰されてきたものでもある

 

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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