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更新日:2010年9月21日

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妙法輪寺のナンテン・ゼンショウジキクザクラ

妙法輪寺のナンテン

羽咋郡宝達志水町字麦生ニ196

妙法輪寺のナンテン
県指定天然記念物  昭和58年5月10日指定

ナンテン(南天・南天竹)は、日本(本州中南部以西南・四国・九州・沖縄)・中国中南部・インドなどの暖地に分布する高さ1~3mの低木で、薬用・観賞用として古くから栽培され、すでに『明月記』(寛喜2年《1230》条)に記録が見られる。縁起木・献歳植物として古来より愛され、ナンテンは「難転」にして「万事成就する」という俗信がある。中国北部でも「聖竹」と称し、寺廟の祭壇、家や船の室に正月を飾り、または水仙と共に描いた南天を「天仙図」と呼び、松と共に描いたものを「蒼松寿古」と称して寿ぎ、また元服の式に床の間に挿花を飾った。
妙法輪寺の南天は、28株を根元より叢生、株束周囲は根元99cm、胸高160cm、高さ7.52m、各株の太いものでは幹径(1) 11.6cm (2) 9.5cm (3) 8.6cm (4) 8.5cm (5) 7.6cm (6) 7.5cm(昭和57年)などとなっており、佐渡市金子邸の全国最高といわれるナンテン(根回り20cm、高さ5.5m)と比肩される。樹齢推定300~400年、幹にウメノキゴケ属の地衣を着生した古木で、なお健在である
昭和60年「石川県の文化財」より

 

ゼンショウジキクザクラ

羽咋郡宝達志水町字所司原テ30-1

ゼンショウジキクザクラ1ゼンショウジキクザクラ2ゼンショウジキクザクラ3

県指定天然記念物  昭和58年5月10日指定

  ヤマザクラ系菊咲き品種。直立する高木で、高さ12m、胸高幹周囲3.1m(幹径1.0m)、枝張り東西19m、南北14.5m。花つぼみは桜色(淡紅色)でケタノシロキクザクラよりも濃いが、開花時はほとんど白色(淡白)になる。花径3.6~4.0cm。副がく構造もケタノシロキクザクラと同様であるが、花托の隆起と花葉増数の傾向は更に著しく、花はおおむね二段咲きとなる。二段咲きの花では、がく筒の花葉着生部は開花と共に反巻して、外輪花として展開し、その後、隆起花托とこれに着生する内輪花葉群を伸長せしめることは、ヒウチダニキクザクラ・ライコウジキクザクラと同様である。満開時の花は球状である。花弁は130~250、雄ずい90~40、雌ずい1~5、他に葉化した雌ずい2~8も満開時弁化する。花員150~300、一段咲きの花にはごくまれに結実を見る。
  樹齢推定400年、県下に見られるヤマザクラ系諸桜中最大の株である。
学名:Prunus jamasakura SIEBOLD cv. Zenshoji-kikuzakura
昭和60年「石川県の文化財」より

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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