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更新日:2019年3月7日
風しんは、平成30年の7月下旬から大都市圏を中心に全国的に累積報告数が増加しています。 県内でも患者が発生していますので、ご注意ください。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんにかかると、出生児に白内障、先天性心疾患、難聴等の症状(先天性風しん症候群)が生じることがあります。先天性風しん症候群の発生を防ぐためには、妊娠する前に予防接種を受けることが最も有効な予防方法です。
既に妊娠している場合は、ワクチン接種を受けることができませんので、妊娠した女性への感染を防ぐため、周りの方による配慮(予防接種等)が必要となります。
2018年は12月30日までに、全国では2,917人、石川県では19人の発生がありました。
2019年の発生状況は、下記のホームページをご覧ください。
発熱や発疹等の風しんを疑う症状が出現した場合は、必ず事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。
受診の際は、マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けてください。
相談は、最寄りの保健所にご相談ください。
発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、風しんの罹患歴、予防接種歴、海外渡航歴及び国内旅行歴の確認など、風しんを意識した診療を行ってください。
風しん患者を診断後は、直ちに最寄りの保健所に届出いただくとともに、原則ウイルス遺伝子検査(PCR)を全例実施する等、感染拡大防止にご協力願います。
臨床症状から風しんを疑った場合は、速やかに最寄りの保健所へご連絡ください。
(参考)風しん届出基準(厚生労働省)(外部リンク)
厚生労働省リーフレット(PDF:138KB)
厚生労働省リーフレット(PDF:162KB
風しん含有ワクチン(主に接種されているのは、MR(麻しん風しん混合)ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで免疫が増強され、1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
《定期接種の対象》第1期:1歳~2歳の誕生日の前日、第2期:小学校就学前の1年間
妊娠を希望する女性や、抗体価が低い妊婦の配偶者などは、抗体検査を受けてみて、抗体が十分にあるか確認することができます。
県内に居住する方で以下に該当する方は、無料で抗体検査を受けることができます。
詳しくは、風しん抗体検査事業をご覧ください。
2022年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性(対象世代の男性)が風しんに係る定期の予防接種の対象者として追加されました。
詳しくは、厚生労働省のホームページ「風しんの追加的対策について」(外部リンク)をご覧ください。
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