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更新日:2010年4月2日

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知事の発言集 - 知事の窓 - 1999年新春号

親の背中が見えない?

「子どもは親の背中を見て育つ」と、昔からよく言われてきました。特別な教育をしなくても、一生懸命に働く親の後ろ姿が、子どもにとって最良のお手本になるという意味ですが、最近、親の背中が見えにくくなっているような気がしてなりません。

昔は、仕事場が家だったり、家の近くというケースが多かったですよね。ところが、サラリーマン家庭が増え、転勤で単身赴任の家も珍しくない時代になりました。これでは、働く親のそばで遊んだり、親の職場までお使いでお弁当を届けるということもできません。

最近は、共働き家庭も増え、親は昔以上に働いているのかもしれませんが、子どもは逆に、働く親を間近で感じることが減っているのではないかと思います。

親と子が一緒に過ごす時間を、日本、韓国、タイ、アメリカ、イギリス、スウェーデンで比較した調査があります。それによると、日本の父親は一日平均三.三時間で、六か国中、最も短く、母親も七.四時間で、スウェーデンに次いで短いという結果でした。

「えー、うちはもっと短い」という声も聞こえてきそうですが、まず第一歩として、子どもと接する時間を意識してつくっていく必要があると思います。

ちょっと宣伝になりますが、今年秋、いしかわ動物園が辰口丘陵公園の隣にオープンします。また、昨年夏、鶴来町に完成したふれあい昆虫館も、子どもさんに人気の施設です。親と子がスキンシップを深め、頼もしく大きな親の背中をアピールする一つの場として、お気軽にご利用いただければと思います。

 

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