議案説明要旨（平成30年第1回県議会定例会） - 平成30年1月30日 - 「安心と躍動が進化する ふるさと石川」を目指して

◎ 「安心と躍動が進化する ふるさと石川」を目指して

    顧みますと、平成二十六年三月、六期目の県政を担うこととなりまして以来、常に県民本位の姿勢で、県民の皆様方の声に謙虚に耳を傾け、県政の基本的な責務である県民生活の安全・安心の確保はもとより、ハード・ソフト両面での本県の飛躍に向けた取り組みを進めることができました。ここに、改めて心より感謝を申し上げる次第であります。

    この間、長年にわたる多くの皆様方のご尽力により、県民の四十年来の悲願でありました北陸新幹線は金沢まで開業し、想定を超える開業効果が県内全域に波及しているとともに、金沢港へのクルーズ船の寄港数の増加や東北との双方向での直通新幹線の運行など、開業前には想定をしていなかった効果も出ているところであり、また、敦賀延伸に向けて、着々と工事が進められております。

    二年後には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、五年後には北陸新幹線が敦賀までレールが繋がります。こうした中、新幹線金沢開業の勢いを敦賀延伸にどうつなげていくかが今後の県政の大きな課題であり、これまで整備を進めてきた陸・海・空の交流基盤を一層連携させていくとともに、新幹線の開業効果を多面にわたり持続・波及させていくことを通して、日本海側のトップランナーとして飛躍発展させていくことが求められていくものと考えております。

    そのためには、本県が持ち合わせている質の高い文化の集積、高い技術力を有するものづくり企業の集積、高等教育機関の集積、豊かな自然など、石川の個性ともいうべき財産に一層磨きをかけていくとともに、北陸新幹線はもとより、道路や港湾など交流基盤の整備もさらに進め、交流を一段と盛んにしていかなければなりません。他方、防災・減災対策、少子化対策をはじめとした福祉、医療、教育施策など、県民の安全・安心と県民生活の質をさらに高めていかなければならないのは、言うまでもありません。

    こうした取り組みを果敢に実行に移していくことにより、「安心と躍動が進化する  ふるさと石川」を築き、石川県を新しいステージに押し上げることができるものと確信しております。

    議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたします。

    以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

以上

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