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更新日:2010年9月22日

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― ニューヨーク駐在員便り 2009年8月―

NYでの地域活性化の取り組み

ューヨークの今年の6月は、非常に雨が多く、気温も例年より低い日が続いていました。一般的にニューヨークには、日本のような梅雨はないと言われているのですが、今年の6月の天気には、まさに日本の梅雨を感じました。

7月に入り、気温は依然として低いものの、夏の風物詩である夏物衣料のバーゲンが、マンハッタンの5番街を中心に、一斉に始まり、店のショーウィンドーには、いたるところに「SALE」の文字が並び、各店とも冷え込んだ消費を何とか挽回すべく、取り組んでいます。


夏の「SALE」の様子

本では依然として、新型インフルエンザの話題が取り上げられていますが、ニューヨークでは、ニューヨーカーだけでなく日本人駐在員の間でもほとんど話題として取り上げられなくなり、米国内外からの観光客も例年どおりニューヨークを訪れており、夏休みシーズンを迎え、これも例年どおり、更にその数は増えると言われています。

て、近年、日本の良さを海外にPRするキーワードとして、「地域資源」という言葉が頻繁に使われています。私もニューヨークに赴任して以来、石川県の良さを海外にPRするためのセールスアイテムとして用いる食文化、伝統工芸等々はまさに典型的な「地域資源」です。数年前から国の政策として、地方の優れた地域資源を発掘し、世界に通用するブランド力をつけ、そのうえで、海外販路の開拓を目指すという「JAPANブランド育成支援事業」により、石川県だけでなく日本全国の多くの「地域資源」が発掘され、海外展開が行われてきました。このニューヨークにおいても、主に専門見本市への出展を通じて、これらの「地域資源」が紹介されています。

だこれまでは、一部の例外を除き、専ら地域ごとに、もしくは商品ごとに、それぞれが個々に海外展開を行っておりましたが、今後はこれら個々の取り組みだけでなく、本当の意味での「JAPANブランド」イコール「日本の総合力」を示すためには、海外で実際に地域活性化に携わる方々の横の連携が不可欠と感じ、ニューヨークでは、ジェトロ・ニューヨーク・センターが中心となり、在ニューヨーク日本国総領事館、自治体国際化協会ニューヨーク事務所等の政府系機関やニューヨークに駐在員事務所を置く、岐阜県、石川県等の地方自治体、さらには、各地方銀行のニューヨーク支店、駐在員事務所等の民間企業が、「地域活性化」をキーワードに、一同に介し、意見交換ができる場としての「地域活性化ネットワーク in NY」を立ち上げ、第1回会合が行われました。

めての会合にもかかわらず、その趣旨に賛同し、当地で「地域活性化」を目指す日本人駐在員約30名が集まり、積極的な意見交換が行われました。当初2時間を予定していた意見交換も時間を大幅にオーバーし、会場の至る所で、延々と意見交換が行われていた様子を振り返り、米国における「地域資源」の展開に大きな可能性を感じました。

た、このような取り組みはニューヨークでも初めての試みだったため、日系の大手フリーペーパーにも記事として、取り上げられました。


地域活性化ネットワークでの意見交換


地域活性化ネットワークでの自己紹介


日系フリーペーパーの掲載記事

地域活性化」という意味では、最近、ニューヨークにおいて、県人会等各地域ごとの集まりが積極的に開催されており、石川県もこの会合に先立ち、6月1日に、ニューヨーク石川県人会を開催しました。数年ぶりの開催だったにもかかわらず、こちらも約30名もの石川県出身者もしくは石川県にゆかりのある方にお集まり頂きました。県人会では石川県の日本酒を酌み交わしながら、石川県が有する素晴らしい「地域資源」をもっと米国に住む方々に知ってもらうべきだという意見が多く聞かれ、県ニューヨーク事務所としては、これまで以上に、遠く離れたニューヨークにおいても、石川県の「地域活性化」を進めなければならないと実感した次第です。

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