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2月27日から3月1日の3日間、米国東海岸最大規模の食見本市である「国際レストラン&フードサービスショーNY」(IRFS:International Restaurant & Foodservice Show of New York)がマンハッタンのジャビッツ・コンベンションセンターで開催され、米国での販路開拓・拡大に挑むべく本県から石川県食品協会ならびに石川県味噌工業協同組合が出展しました。
本見本市には米国を中心に食品ディストリビューターやレストラン、ホテル、ケータリング業者のオーナーやシェフなど約2万人近い食分野の関係者が来場し盛況となりました。そうした中、石川県が参加した今年のジャパン・パビリオンは、近年の米国での日本食に対する関心のさらなる高まりを受けて80社・団体により構成される過去最大規模のものとなり、前回から設置された地方自治体ゾーンには、石川県を含め4県が出展しました。
中でも全体として7ブースを確保し、8社・1団体の出展となった石川県ブースは県として過去最大、地方自治体ゾーンの中でも最大の規模となりました。今回、食品協会からはオハラ(こんにゃく)、数馬酒造(日本酒)、佃食品(佃煮)、桃宝食品(味付けごま)、福光屋(日本酒)、北陸製菓(ビスケット)、中浦屋(柚餅子・柚子ドリンク)、吉田酒造店(日本酒)の8社が、また石川県味噌工業協同組合からは有機味噌を出展し、石川が世界に誇る良質な食品、酒を積極的にPRし、来場者との商談に臨みました。
3日間の会期中に、石川県ブース全体として約1300件の問い合わせがあったほか、述べ647件の商談がありました。商談先はレストランやホテル関係者、ディストリビューターなど様々で、サンプル配布に加えて商品の原材料や特徴、卸売価格等に関する詳細な問い合わせが寄せられ、活発な商談が行われました。
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国際レストラン&フードサービスショーNY |
石川県食品協会ブース |
こんにゃくを出展したオハラは低カロリーで食物繊維等が豊富に含まれる健康食品であることやサラダ・デザート等のトッピングとしても適していることをPRし、来場者から多数の質問が寄せられました。また、佃食品は、佃煮のご飯だけでなくパンやクラッカー、サラダ等の具材としての相性の良さなど米国人のライフスタイルに合わせた形での提案を展開し、中浦屋は柚餅子とチーズのマッチングや柚子のソフトドリンクをPRし、近年の米国における柚子の人気の高さとも相まって、バイヤーから高い評価を得ていました。
石川県味噌工業協同組合からは有機味噌を出展し、昨年USDA(米国農務省)によるオーガニック認定を受けたこの商品は、米国における健康志向のさらなる高まりを背景に来場者から高い関心が寄せられていました。
来場したレストラン関係者からは「ここ数年、ニューヨークで日本の食品に対する関心がさらに高まっており、日本食に関する豊富な知識を持った米国人が増え、他の店で扱われていない新しい食材に対するニーズがこれまで以上に高まっている」とのコメントも聞かれました。日本食ブームが叫ばれて久しいニューヨークですが、その内容は確実に深化し、県ブースに来場した米国人の関心の高さからも、まさに本物の日本食ブームが到来していると言えます。これまでに無い新しい食材としての価値を訴求することにより、さらなる市場開拓の可能性があることを実感した次第です。
石川県ニューヨーク事務所としても、今回行われた商談が1件でも多く成約に結びつくようフォローアップを行い、出展企業を支援するとともに、今後とも石川の食のPRに取り組んでいきたいと思います。
石川県食品協会ブース |
石川県味噌工業共同組合ブース |
ジェトロ・ニューヨーク・センター
石川県駐在員 木村忠明
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