― ニューヨーク駐在員便り 2007年1月―

サンリオの米国現地法人との間でこの商品を企画したのが、アイオーデータの現地法人であるI-O Data Device USA（米国アイオーデータ・デバイス）です。ジェトロ・サンフランシスコセンター主催の対日投資シンポジウム参加のため11月にカリフォルニア州サンノゼ市に出張した際、同社を訪問し、BD（ビジネス・ディベロップメント）の担当部長である秋田氏と会談しました。秋田氏は今回の生産委託契約締結に至るまでにサンリオ側と幾度となく協議したとのことで、全米での発売開始を心待ちにしている様子でした。近年、パソコンを中心としたITと家電、放送と通信など、産業の融合が進行しており、米国内における同社のビジネスも他企業とのコラボレーションが鍵となります。そのため、今回の企画商品のように、開発や生産等に関する他企業との関係構築や新規事業戦略の考案や実行を担当する秋田氏の業務は重要になる一方です。ユーザーの生活がより便利で快適なものとなればと、顧客満足を追及し続ける同社のビジネスは、米国でも拡大していくに違いありません。

さて、石川県ニューヨーク事務所では12月からエリザベス・トマソンさんの後任としてティム・ヤングさんが着任しました。米国のテキサス大学卒業後の2004年7月からJETプログラム（語学指導等を行う外国青年招致事業）に参加し、本年7月まで2年間、静岡県細江町の小中学校等で英語教師を務め、11月に国際関係の仕事を探しにニューヨークにやって来ました。母方の祖父が日本人ということもあり、幼い頃から日本に興味を持っていたそうです。それでは、真面目で好青年の彼に抱負を語ってもらいましょう。『はじめまして。石川県ニューヨーク事務所の中山隆志さんの新しいアシスタントのティム・ヤングと申します。中山さんと一緒に石川県のための仕事ができる機会を得られて大変うれしく思っています。石川県のPRやビジネス発展などのお役に立てることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。』