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更新日:2010年9月24日

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― ニューヨーク駐在員便り 2008年5月―

ニューヨーク食品見本市への出展

る3月9日から11日の3日間、米国最大規模の食品見本市である国際レストラン&フードサービス・ショーがニューヨークで開催され、石川県は、昨年に引き続き展示ブースを出展しました。


国際レストランフードサービスショー

期中は、米国を中心に約2万人近い来場者がありました。その中でもジェトロが主催するジャパンパビリオンには、昨年度よりは若干規模は縮小したものの石川県を含む16の企業・団体が出展し、日本食品の海外販路開拓に努めました。今回石川県からは、2007年3月の能登半島地震からの復興という意味も込めて、奥能登の天然塩と日本酒をメインアイテムとし、日本酒には輪島塗の酒器を、天然塩には珠洲焼の器をそれぞれあわせて紹介することで、より石川県カラー、とりわけ能登カラーを前面に出しPRを行いました。

年の米国における日本食ブームを背景に、今回はジェトロのジャパンパビリオンへの出展申し込みが殺到したため、石川県ブースは昨年と比較し、4分の1のスペースを確保するに留まりましたが、会期の3日間を通じて、米国人食品バイヤーやレストラン関係者など約200名が石川県ブースを訪れ、うち約50名からは、「この日本酒のニューヨークでのディストリビューターを教えてほしい」「この天然塩は、年間を通じて、まとまった量を定期的に輸入することは可能か」等の具体的な問い合わせがありました。
は、昨年に引き続き石川県ブースのアテンドをしましたが、前回と比較し、来場者層に少し変化があったように思いました。前回石川県ブースを訪れた人は、そのほとんどが米国人の食品バイヤーであったのに対し、今回来場者として目立ったのは、レストラン関係者でした。そのなかでも今後新たにレストランを立ち上げようとしているオーナーシェフや新しいレストランのコンセプト作りを請け負っているレストランコンサルタントの方々が多いことに驚きました。その方たちからは「最近、ニューヨークで日本食レストランの需要が急激に広がっており、このトレンドに乗じて近い将来、日本食レストランを出店しようと計画している。その店でのターゲットとしている客層は、富裕層でかつ本物志向のニューヨーカーであり、そのような人たちを満足させるため、まだニューヨーク市内のどのレストランでも扱っていない新しい食材や日本酒を探している。」というコメントを聞くことができました。このようなコメントを聞くことで、まさに現在の米国における日本食ブームは、既存の店やそこで扱われている商品とは差別化を図るこだわりを持った「本物の日本食ブーム」であり、そういった時代の到来を実感している次第です。
た、このことは、先月号で紹介しましたニューヨーク総領事公邸での石川県食文化発信事業でも「石川県には日本を代表する、また世界に通用する本物の食文化がある」と書きましたが、そのことを再度認識させられたイベントでした。


天然塩を試食するバイヤー


本酒の説明を聞くレストラン関係者


天然塩と珠洲焼、日本酒と輪島塗

れからは、この石川県のもつ強みである伝統に裏付けられた「本物」の料理、食材、日本酒、伝統工芸等の米国での普及において、まさに追い風となっているこの現状を十分に活用し、そのために必要となる米国での人的ネットワーク作りに力をいれ、その結果、「石川」「能登」「金沢」「加賀」という名前が米国社会でより多くの方たちに認知されるようそのための努力を惜しまないつもりです。

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