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更新日:2022年6月1日

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城内埋蔵文化財の調査(24年度)

事業概要

本丸・東ノ丸において、初期金沢城の旧地形や縄張り等の解明に向けて、地質ボーリング調査を行った。

調査期間  平成25 年1月16 日~3月26 日(調査箇所等概要図)(PDF:637KB)

主な成果  

  • 本年度は、昨年度に引き続き、本丸・東ノ丸の中軸とその付近において、基本的な土層堆積状況を把握するとともに、以前の調査で堀等大規模遺構の存在を推測した地点(本丸北東部・H 23-2 地点等)の周辺でその延長・広がりを確認すること、東ノ丸南部に存在が推測される庭園遺構(園池)の基礎的データを得ること等を目的に実施した。
  • 東ノ丸南部(H 24-10 ~ 12 地点)では、地山の大きな落ち込みを確認した。近世初期の段階で南北方向の大型遺構が存在した可能性がある。ただし近代の遺物が比較的深くまで及んでおり、近代の攪乱範囲との峻別について検討の余地がある。なお庭園遺構(園池)については、今回の調査範囲では明確な堆積層等を確認できなかった。上記の攪乱の影響を受けている可能性も考えらえる。
  • 本丸西部・南東部の一部については、本丸北東部や東ノ丸に比べ、地山のレベルがやや高いことが判明した。旧地形や郭内の区画を反映している可能性がある。
  • 本丸北東部(H 24-4 ~ 7 地点)では、自然地形の下降(段丘崖)を確認したが、H 22-3・H 23-8 地点で推測した大型遺構の延長は認められなかった。またH 23-2 地点の南側に設けたH 24-1 地点では、高いレベルで地山が検出されており、H 23-2 地点の位置には単独の遺構(井戸)の存在が想定される。

<- 平成23年度の成果

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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