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更新日:2010年6月18日

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城内埋蔵文化財の調査(15年度)

期金沢城の石垣等遺構の確認を目的として、14年度から継続している丑寅櫓東下、辰巳櫓南下等のほか、新たに三十間長屋、本丸附段について発掘調査を実施した。

  • 調査地点 8箇所
  • 調査期間 平成15年5月12日~平成15年12月26日

1 丑寅櫓東(本丸東面石垣の下  第2・3地点

ノ丸東面から丑寅櫓にかけての石垣は、文禄期(1592~1615)築造とされる城内最古の石垣であり、なかでも丑寅櫓東側の雛壇状石垣が最も古いと考えられていたが、調査の結果、東ノ丸東面の高石垣と一体的に築造されており、高石垣のあとに構築されたことが明らかになった。

2 辰巳櫓南下(本丸南面石垣の下  第4・5地点

14年度検出した2列の東西石垣の他、南北石垣を1列検出した。これらは、北側に位置する慶長後期築造の高石垣に先行することを確認した。

3 三十間長屋(第6地点

屋北側に隣接する櫓台基底部の石垣の特徴(定型化した刻印、切石加工)から、三十間長屋の創建年代が元和~寛永年間(1615~1644)に遡ることが明らかになった。

4 本丸附段(第8地点

期金沢城(寛永8年(1631)大火以前)の遺構面を検出した。既往の調査成果ともあわせ、現状の本丸附段が、寛永大火以前と以後の少なくとも2度の造成を経て形成されたことを確認した。

 

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お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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