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更新日:2022年9月1日

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城内埋蔵文化財の調査(19年度)

本丸及び本丸附段の2地点で調査を実施した。本丸北側では、元和~寛永期の大型の遺構を検出し、その広がり等について確認した。また本丸附段では、本丸への出入り口付近の構造・変遷について調査した。

調査期間 平成19年10月3日~12月6日

  • 本丸北側では、昨年度までの調査で一部確認した、大型の遺構(元和~寛永期)について、その広がりや性格を追求するため、延長部分の調査(下記参照)を行った。
    遺構は、深さ2.5m、長さ10m以上あり、大型の自然石や、石造物の破片等が検出されたことから、庭園の一部である可能性がある。次年度も引き続き調査を行い、遺構の性格を究明する予定である。

遺構確認調査箇所

  • 大型遺構より新しい遺構を二基確認した。このうち一基は白色粘土を底面に貼った遺構で、焼けた土壁等の出土状況から、宝暦9年(1759)の大火で廃絶したと推測される。絵図では方形の水溜状の施設として描かれ、「御泉水」との記載がある。
  • 本丸附段では、本丸西側の堀が埋められた後(元和~寛永期)、本丸への通路が形成されたかどうかを確認するため調査を行った。調査の結果、硬化面を2面検出したが、通路である確証は得られなかった。
  • 平成18年度調査の遣物(38箱)についての記名・分類・接合等および、平成17・18年度調査の遣物についての実測・トレース(215点)を(財)石川県埋蔵文化財センターに委託して実施した。
  • 平成14~16年度の調査成果をとりまとめ、報告書を作成・刊行した。

 

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お問い合わせ

所属課:教育委員会金沢城調査研究所 

石川県金沢市尾山町10-5

電話番号:076-223-9696

ファクス番号:076-223-9697

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