3.砂防事業

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人命を守る土石流対策砂防事業

効果を発揮した砂防堰堤と土石流の恐ろしさ

平等寺（びょうどうじ）川〔白山市〕

巨礫を捕捉した1号堰堤（昭和47年7月の土石流）

スリット砂防堰堤

オンソリ谷（だに）川〔白山市〕
鋼製スリット砂防堰堤

土石流を捕捉するだけでなく、流木や大きい石も止めています。

河内（かわち）川〔能登町〕
コンクリートスリット砂防堰堤

平常時は、下流へ土砂を供給し、生態系に配慮し、環境にやさしい砂防事業に取り組んでいます。

大型砂防堰堤

多量な流出土砂量に対処するため、大きな貯砂量と調整能力をもつ高さ15m以上の砂防堰堤のことを大型砂防堰堤と呼びます。

この大型砂防堰堤は、土砂災害の防止効果を高めるとともに、満砂になるまでの間、貯留された流水を活用することもできます。

神田（じんだ）川〔輪島市〕

平沢（ひらそ）川〔金沢市〕

火山砂防事業

白山火山地域などにおける荒廃地域の保全を行うとともに、火山噴出物よって推積した脆弱な地質による土石流災害から下流部に存在する人家、耕地、公共施設等を守るために、砂防堰堤、床固工、護岸工等の砂防設備の整備を行っています。

湯の谷（ゆのたに）川〔白山市〕

脆弱な地質である法面崩壊による土砂流出を砂防堰堤により捕捉し、下流の旅館等を土砂災害から守りました。

 

太田（おおた）川〔白山市〕

土石流による災害を防ぐだけでなく、魚道を設置して生態系にも配慮して砂防堰堤を作っています。