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小児がんとは小児がかかるさまざまながんの総称です。一般的には15歳未満のこどもにみられるがんのことです。国内では、15歳未満のこどものうち1年間に2,000~2,300人が小児がんと診断されています。
小児がんの種類は白血病や脳腫瘍が多く、他にリンパ腫、胚細胞腫、神経芽腫などがあります。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、一部遺伝するものもあります。
小児がんの割合
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
小児がんは早期発見が難しく、がんの増殖も速いですが、成人のがんに比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。
小児がんは治療後もさまざまな合併症が生じる場合があるため、長期の経過をみていく必要があります。治療後に現れる合併症を晩期合併症といいます。また、こうした合併症に早く気づき、適切な対応を行うために、長期間のフォローアップを受けることが大切です。
小児がんの子どもや家族等が安心して医療を受けられるよう、質の高い医療と支援を提供するため、厚生労働大臣により15カ所の医療施設が「小児がん拠点病院」に指定されています。また、小児がん拠点病院はその地域の実状を踏まえて、「小児がん連携病院」を指定し、これらの病院と連携して小児がんの診療を行っています。
本県では金沢大学附属病院および金沢医科大学病院が小児がん連携病院に指定されています。
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小児慢性特定疾病医療費助成制度 |
18歳未満(引き続き治療が必要と認められる場合には20歳未満)の方で小児がん(悪性新生物)等国の定める疾病に該当し治療を要する方に対する助成制度です。所得や病状に応じて医療費の一部が助成されます。 |
申請先:地域の保健福祉センター、地域センター |
高額療養費・限度額適用認定証 |
高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口でのお支払いが高額となる場合、医療費の自己負担額の上限(自己負担限度額)を超えた額が払い戻される制度です。あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関等の窓口に提示すると医療機関窓口での1か月のお支払いを自己負担限度額までにすることができます。 | 申請先:加入する健康保険照会、健康保険組合、国民健康保険等 |
石川県がん患者等妊孕性温存治療費助成事業 | 生殖医療に影響するおそれのある治療を受けるがん患者に対し、こどもを出産することができる可能性を温存するための妊孕性温存療法や、その後の体外受精等(温存後生殖補助医療)に要する費用の一部が助成されます。 | 申請先:地域の保健福祉センター、地域センター、県少子化対策監室 |
申請先:市町の担当窓口
特別児童扶養手当 | 障害のある20歳未満の児童を養育している方に対する手当。 |
障害児福祉手当 | 重度の障害があり、日常生活において常時介護を必要とする20歳未満の方に対する手当。 |
障害者手帳 (身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉) |
障害のある方を対象とした手帳。障害の程度に応じたサービス等が受けられます。 |
申請先:市町の担当窓口
ウィッグや乳房補整具の購入費助成 | がんやがん治療に伴う副作用に伴う外見上の変化を補うウィッグや乳房補整具の購入費用の一部が助成されます。 |
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