緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

ホーム > -上海駐在員便り 2019年9月-

印刷

更新日:2019年9月1日

ここから本文です。

-上海駐在員便り 2019年9月-

香港ビジネス商談会の開催等について

 

 香港では、中国本土への容疑者引渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃を求めるデモが続いており、6月には約200万人(全人口の約4人に1人)が参加したとされる大規模デモも記憶に新しいところです。しかし、このような厳しい環境に負けることなく、香港でのビジネス商談会を無事に終えることができましたので、今号ではその様子をお伝えするとともに、7月から運航している小松︲上海臨時便についてもご紹介したいと思います。

 

■石川県と香港の交流拡大  

 今年4月から、新規の国際定期路線としては11年ぶりとなる小松・香港定期便がキャセイパシフィック航空により就航しており、現在、搭乗率は80%を超え、好調に推移しております。また、昨年の香港からの県内宿泊者数は6万7千人(北陸新幹線開業前の平成26年と比較すると3・2倍)となり、増加しております。  また、香港は富裕層が多いことに加え、近年は和食への関心が高まっています。JETROの貿易実態調査によると、石川県の食品や伝統的工芸品を輸出する企業数は5年前に比べて約3倍(H25:14社→ H30:41社)、輸出額は約2倍(H25:205、107千円→H30:444、167千円)と増加しており、藩政期からの歴史と伝統に根付いた高品質かつ多様な商品を展開している石川県企業にとってビジネスチャンスが広がっております。

 

■香港ビジネス商談会の開催  

 そこで、8月6日、北國銀行と共催で香港のカオルーン・シャングリラにおいて昨年に引き続き第2回目となるビジネス商談会を開催しました。石川県内の食品、伝統工芸、観光関連の企業38社が参加し、地酒、醤油などの調味料、水産加工品、菓子類など特色ある食品や、輪島塗、山中漆器、水引細工など質の高い伝統的工芸品、県内ホテル・旅館等のホスピタリティ溢れるサービスなどを、香港に拠点を置く商社やレストラン、小売店、観光旅行会社などの現地バイヤーに売り込みを行いました。結果としては、前年を上回る190名のバイヤーが来場し、合計601件の商談が実施されました。また、安宅会頭をはじめ、金沢商工会議所の方々にも商談会の視察にお越しいただいたほか、商談会後の交流会には在香港日本国総領事館やJETRO香港、JNTO香港、香港商工会議所等の方々にも参加いただき、会場は大いに盛り上がりました。  なお、商談会では、今回初めて出展される県内企業の方が多く(38社中29社)、伝統工芸関連企業にも多く参加(前回4社→今回13社)いただきましたので、現地バイヤーにとっては石川県の裾野の広さや新たな魅力の発見につながる場になったのではないでしょうか。また、初出展の県内企業にとっては、新たな市場で現地のニーズを直接把握するための場として、そして以前から香港で継続的に活動されている県内企業にとっては成約して結果を出す場として、各企業の海外展開のフェーズに合わせて今回の商談会を活用いただけたのではないかと考えております。すでに現地バイヤーから発注を受けた企業もありましたが、今後の香港で初となるアンテナショップの展開等も踏まえて、さらなる販路開拓に向けて県事務所としても引き続きフォローアップに努めてまいります。

shoudankai

(写真1:商談会の様子)

kouryuukai

(写真2:交流会の様子)

 

■小松‐上海臨時便の運航  

 中国東方航空が7月から9月の期間で土曜日に臨時便を運航しており、現在週5便となっております。これまで週4便の定期便がありましたが、旺盛なインバウンド需要により搭乗率は8割近くとなっていること等が好材料となり、便数の増加につながりました。観光客のみならず、石川県からの出張者や我々のような上海に駐在している者にとっても利便性が高まります。定期便化に向け、皆さんも中国へご旅行、ご出張の際は、小松‐上海便を是非ご利用ください。

touhoukoukuu

(臨時便について)

 

 

お問い合わせ

所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

同じ分類から探す