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生の肉の表面には、食中毒を引き起こす細菌が付着していることがあります。特に小さなお子さんやお年寄りなどの抵抗力の弱い方では、症状が重くなりやすく、場合によっては死亡することもあります。しかし、これらの細菌は熱に弱いので、十分に火をとおすことで安全に食べることができます。ご家庭でお肉を調理するときは、生焼けになることがないよう、十分に気をつけて調理してください。
お肉にはしっかり火をとおしましょう(小学生向け)(ワード:84KB)
お肉にはしっかり火をとおしましょう(小学生向け)(PDF:69KB)
【特徴】 もともと牛などの腸管内にいる細菌。わずかな量で感染し、毒性の強い「ベロ毒素」を産生する。
【主な感染源】 肉類やその加工品、生肉から直接・間接的に二次汚染された様々な食品。人の手を介して感染することもある。
【潜伏期間】 2日~8日
【主な症状】 下痢、腹痛、発熱、おう吐。重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)で死亡することもある。
溶血性尿毒症症候群(HUS)とは、ベロ毒素が腎臓の細胞や赤血球に作用して、血管の中で赤血球が壊れてしまい、同時に急性腎不全が
起こる病気です。
【特徴】 家畜や家きん、ペットなどが保菌している。少量の菌で食中毒を起こす。熱や乾燥に弱い。
【主な感染源】 生または加熱不十分な鶏肉や牛レバー、未消毒の井戸水
【潜伏期間】 2日~7日(平均2日~3日)
【主な症状】 発熱、けん怠感、頭痛、めまい、筋肉痛、おう吐、腹痛、激しい下痢。
まれにギラン・バレー症候群という神経疾患を発症することもある。
【特徴】 動物の腸管などに潜み、糞便を介して卵や肉などを汚染する。低温、乾燥に強いが、熱に弱い。
【主な感染源】 鶏卵、食肉類とその加工品
【潜伏期間】 12時間~48時間
【主な症状】 下痢、腹痛、悪寒、発熱、おう吐、頭痛
・消費期限などの表示をチェックしましょう
・肉、魚はそれぞれ分けて包みましょう
・寄り道しないでまっすぐ帰りましょう
・食材はすぐに冷蔵庫に入れましょう
・冷蔵庫は10℃以下に、冷凍庫は-15℃以下に温度を保ちましょう
・冷蔵庫には物を詰め込みすぎず、物を入れるときは7割程度までにしましょう
・肉、魚は汁が漏れないように包んで保存しましょう
・生肉、魚は生で食べるものから離しておきましょう
・野菜はよく洗いましょう
・包丁などの器具、ふきんは使い終わったら洗って消毒しましょう
・生肉、魚の下準備に使った包丁やまな板は使い終わったら熱湯をかけておきましょう
・ゴミはこまめに捨て、タオルやふきんは清潔にしておきましょう
・井戸水を使っていたら、水質の変化に注意しましょう
・手をこまめに洗いましょう
・冷凍食品の解凍は冷蔵庫で行いましょう
・作業前に手を洗いましょう
・加熱は十分に行いましょう。目安は中心部分の温度が75℃で1分間以上です。
・電子レンジを使う時は均一に加熱されるようにしましょう
・調理を途中で止めたら食品は冷蔵庫へ入れましょう
・台所は清潔にしましょう
・食事の前に手を洗いましょう
・料理は長時間室温に放置してはいけません
・盛りつけは清潔な器具、食器を使いましょう
・作業前に手を洗い、清潔な器具、容器で保存しましょう
・早く冷えるように小分けして保存しましょう
・温めなおすときは、十分に加熱しましょう。目安は75℃以上です。
・時間が経ちすぎていたりちょっとでも怪しいと思ったら、思い切って捨てましょう
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