ホーム > 連絡先一覧 > 石川県農林総合研究センター 林業試験場 > 刊行物 > 石川県林業試験場業務報告 > 石川県林業試験場 平成10年度 業務報告 > 1.きのこ優良品種育成に関する試験(第5報)
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予算区分 県単
研究期間 平成6年~10年度
担当科名 生物資源科
担当者名 三浦 進・宗田 典大
近年の生シイタケの生産は、集約的な経営が可能な菌床栽培方式が増加しつつある。しかし菌床栽培は技術体系が完成されたとは言い切れず、また種菌も種菌メーカーの供給するいくつかの品種に限られている。一方で市場では輸入物を含めた産地間競争が繰り広げられており、生産コストの低減や製品の差別化が課題となっている。そこで地域の遺伝資源を活用し、害菌抵抗性の付与による生産効率の高い、菌床栽培用品種の開発を目指し育種を行った。
本試験の結果トリコデルマ菌抵抗性に優れた、菌床栽培用シイタケ品種33q37株が得られた。残された課題は、培地組成、栽培条件の最適化を図ること、T.viride以外のトリコデルマ菌に対する抵抗性の評価を行うこと、害菌抵抗性による生産コストの削減効果を評価することである。
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