ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第14回(平成25年9月10日)
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色紙短冊積み石垣の修景工事のための足場が掛けられました。
複雑な段状に積み上げられた構成、石を色紙と短冊に見立てた造形、 石垣の中にV字型の石樋を組み込んだ仕掛け、そして滝壺の石組みと、 他に類を見ないという表現がぴったりの不思議な石垣群です。
今回の工事では、ズレや隙間の見られる石の修景を行います。
まずは文化財調査を行い、現況の測量や背面の状況を調べたうえで、 城郭石垣工事を手掛ける石工さんが作業を行います。
こちらの石垣は、背後に生えた樹木の根に押し出され、 今にも崩れ落ちそうな状況です。
文化財の保護と公園の安全性確保の面からも、早急な対応が必要な場所です。
数奇屋門石垣にも足場が掛けられました。
昔の人がどのような作業環境で仕事をしていたのかはわかりませんが、 現代の石垣工事では、このような足場が必須です。
石垣の天端でこのように現場確認ができるのも、足場のおかげです。
ここでは、天端の角石が大きくとび出していました。
控えが大きい石なので、石ごと落ちてしまうことはなさそうですが、 やはり今のうちに直しておきたい箇所です。
(大)
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