ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第13回(平成25年8月26日)
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庭園の石橋の材料になる戸室石を確認に行きました。
戸室石は金沢郊外の戸室山周辺から産出する安山岩で、 藩政期から城の石垣などに使われてきました。
戸室山から金沢城まで石を運んだ道を石引道と言い、今でも「石引」という地名に名残をとどめます。
青みが強いものを青戸室、赤みが強いものを赤戸室と呼び、 青戸室は産出量が少なく、藩政期には前田家が独占的に使用していました。
採石場には大きな原石がゴロゴロと並べられています。
今回使用する石は、この中でもかなり大きい方の石になるようです。
長辺で2.5m以上の材を切り出す必要がありますから、 原石は3mを超えるものになります。
外観がきれいな石でも、割ってみると大きな傷があったりすることもあるようです。
「こればっかりは割ってみないと」という石屋さんの回答でした。
今後、この原石を粗割りし、石工さんの手で加工を行って、 石橋を製作していきます。
出来上がりの姿は、兼六園の虹橋に近いものになる予定です。
(大)
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