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更新日:2022年2月24日

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上時国氏庭園・時国氏庭園

上時国氏庭園

 

江戸時代後期
輪島市町野町南時国13-4外
指定面積  31,186.74平方メートル

上時国氏庭園
国指定名勝 平成13年1月29日指定  平成31年2月26日追加指定

上時国氏庭園は輪島市東部を北流する町野川下流域右岸の山麓に位置する。天保2年(1831)に竣工した上時国家住宅(重要文化財)とともに完成したと考えられており、住宅の西、南、東の三方向に面して造られている。
庭園には池の護岸や築山に豪快な石組みがあるなど独特の意匠が認められるほか、背後の山腹から書院前庭に至るまで苔と樹林に覆われた幽邃(ゆうすい)な雰囲気を醸し出しており、この地域の文化的水準の高さを示す事例として、名勝に指定されている。
名勝指定地の周辺には、背後の岩倉山からの豊富な水流を庭園内に引き込む井戸や庭園外に放水する水路、ため池等が、北側にはかつての門跡や石垣が、西側にはかつての耕作地が残されている。また、庭園の背景には、山並みに樹林が広がっている。これらは、能登の天領を経営した豪農の風格を感じさせる景観として、庭園と一体的なものと評価されることから、今回、追加指定されるものである。

 

時国氏庭園

江戸時代前期
輪島市町野町西時国2-1-1外
指定面積  13,224.50平方メートル

時国氏庭園
国指定名勝  平成13年1月29日指定  平成31年2月26日追加指定

時国氏庭園は輪島市東部を北流する町野川下流域右岸の山麓に位置する。寛永11年(1634)の時国家分立後に建てられた時国家住宅(重要文化財)とほぼ同時に完成したと考えられており、住宅の北、東、南の三方向に面して造られている。
明るい雰囲気を有する庭園と背後の山腹に展開する鬱蒼とした樹林との対比感覚や、深い渓谷を象徴して造られた入江と滝石組の遠近感や高低感ある意匠等が特筆され、この地域の文化的水準の高さを示す事例として、名勝に指定されている。
名勝指定地の周辺には、背後の岩倉山からの豊富な水流を庭園へ引き込む水路等が整備され、北側には累代の当主や妻等が葬られた墓地が存在する。また、庭園の背景には山並みに樹林が広がっている。これらは能登北部の加賀藩領を経営した豪農の風格を感じさせる景観として、庭園と一体的なものと評価されることから、今回、追加指定されるものである。

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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