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更新日:2015年3月11日

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須曽蝦夷穴古墳

須曽蝦夷穴古墳

古墳時代終末期
七尾市能登島町須曽町(七尾市管理)
指定面積  2324平方メートル

須曽蝦夷穴古墳全景
国指定史跡  昭和56年1月27日指定

須曽集落背後の丘陵中腹(標高約80メートル)に所在し、墳頂からは七尾南湾を隔てて遥かに巴知地溝帯北部を遠望できる。付近には他に有丘墳はなく、孤立墳だといえる。
1辺約25メートル、高さ4.5メートルの方墳で、古くから雄穴(東側)・雌穴(西側)と呼ばれる2基の横穴式石室が南に向けて開口している。昭和28年(1953)、九学会連合能登調査委員会によって学術調査され、その特異な石室構造が学界に紹介されている。
石室の平面形は、T字形(雄穴)・逆L形(雌穴)であるが、安山岩質板石を磚槨式に近い方法で構築、狭長な羨道部には前室の施設を備えている。天井部は、いわゆる隅三角持送技法に類似した架構法を採用しており、北陸では数少ない高句麗様式石室の系譜をひくものとみられる。
   前室から出土した須恵器(蓋坏)や直刀片などから、7世紀中葉前後の築造とみられ、能登国造に属する有力氏族の墳墓だと考えられる。
昭和60年「石川県の文化財」より

平成9年(1997)春    史跡整備完了
平成11年(1999)春    蝦夷穴歴史センター開館

 

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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