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「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
2020年までに、全国で100件程度の認定が予定されています。
平成27年度認定 18件(24府県)
・灯り舞う半島 能登 ~熱狂のキリコ祭り~ (石川県、七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町)認定
平成28年度認定 19件(19府県)
・「珠玉と歩む物語」小松 ~時の流れの中で磨き上げた石の文化~ (小松市)認定
平成29年度認定 17件(23道府県)
・荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~ (加賀市含む1道6県11市町)認定
平成30年度認定 13件(13道県)
・荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~ (平成29年度認定)に輪島市、小松市を含む27市町が追加(計1道2府12県38市町)
令和元年度認定 16件(21道府県)
・荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~ (平成29年度認定)に金沢市を含む7市町が追加(計1道2府13県45市町)
令和2年度認定 21件(22都道府県)
・荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~ (平成29年度認定)に白山市、志賀町を含む3市町が追加(計1道2府13県48市町)
日本海文化の交流拠点である能登半島は独自の文化を育み、数多くの祭礼が行われてきた。その白眉はキリコ祭りと総称される灯籠神事。夏、約200地区で行われ、能登を照らし出す。
日本の原風景である素朴な農漁村で神輿とともに、最大で2トン、高さ15mのキリコを担ぎ上げ、激しく練り回る。
祗園信仰や夏越しの神事から発生した祭礼が、地区同士でその威勢を競い合う中で独特な発展をし、そしてこれほどまでに灯籠神事が集積をした地域は唯一無二。
夏、能登を旅すればキリコ祭りに必ず巡り会えると言っても過言ではなく、それは神々に巡り会う旅ともなる。
小松の人々は、弥生時代の碧玉の玉つくりを始まりとして2300年にわたり、金や銅の鉱石、メノウ、オパール、水晶、碧玉の宝石群、良質の凝灰岩石材、九谷焼原石の陶石などの石の資源を見出し、時代のニーズに応じて、現代の技術をもってしても再現が困難な高度な加工技術を磨き上げ、ヤマト王権の諸王たちが権威の象徴として挙って求めるなど、人・モノ・技術が交流する豊かな石の文化を築き上げてきている。
日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。
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