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更新日:2021年8月10日

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旧平家住宅・白山神社石造五重塔

旧平家住宅 (1棟)

江戸時代中期   
金沢市  金沢市湯涌荒屋町35-1 (金沢湯涌江戸村)


旧平家住宅
県指定文化財  昭和50年10月7日指定

と鳳至郡柳田村字柳田にあった住宅。平家は、柳田の集落で最も古い家柄で、「草分け市兵衛」と称した。18世紀中頃に古材を転用して建てたものと推定されている。間取りは、ダイドコを中心に、表側にアラケザシキ、上手にブツマザシキとナンドを配し、この4室で喰違4間取りとなっている。ダイドコから土間側にリョウリバを張り出し、当初は間仕切りはなかった。土間に面した部屋境は板壁で仕切り、ダイドコと土間境に片引き戸の開口部を設けている。表の間仕切りはブツマを3本溝敷鴨居、アラケザシキ・デイを片壁とする。また内法高が低く、寝間に納戸構えを残すなど、全体に閉鎖的で古い形式を残している。比較的年代が古く、古式を残す小規模農家の典型として資料価値の高いものである。
昭和60年「石川の文化財」より

 

 白山神社石造五重塔 (1基)

鎌倉時代  
白山神社  輪島市中段町入道29

県指定文化財 昭和51年6月8日指定

山神社の峻坂な参道を登りつめると、社殿に向かって右に、この石造五重塔が建立されている。塔は、相輪の九輪下端から上を欠失するほかは、ほぼ完形を保ち、現高3.215メートルの堂々たる石層塔である。初層軸部は両側と奥の3方を石壁で囲み、内部を厨子とし、塔とほぼ同年代の石仏が安置されている。勾配の緩いおだやかな反りの屋根に、軒たるきを刻み出した手法など、木造建築を見るような温かみを感じる石塔である。この石造五重塔の所在地を「入道」と呼び、ここに鎮座する白山神社には鎌倉時代の銅造毘沙門天立像をはじめ、銅造虚空蔵菩薩懸仏が祀られている。この山麓の通称「釈迦堂」には、正応5年(1292)の銘を有する阿弥陀三尊板碑(県文化財・別掲)が所在し、しかも承久3年(1221)の『能登国公田田教目録』にみえる大屋庄にあたる地域であることなどから、この石造五重塔も、それらと一連の関係を有する遺構として重視されるべきである。
昭和60年「石川の文化財」より

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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