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更新日:2014年2月6日

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葭島神社本殿・岡部家住宅

葭島神社本殿 (1棟)

江戸時代後期  
葭島神社  小松市大川町173


葭島神社本殿

県指定文化財  昭和44年2月18日指定

島神社は、小松天満宮の南側を流れる梯川の対岸に位置している。本殿は、3間社流造り、3間の向拝付、柿葺。低い亀腹の上に建ち、向拝は浜床付。正面1間に7級の木階をかけ、登高欄は擬宝珠柱付。身舎は、3方切り目縁が巡り、撥高欄をつけ、縁の後方には脇障子が立つ。組物は、向拝は3斗、身舎は出組で、妻飾りは虹梁・笈形付大瓶束とし、笈形は彫刻で出来ている。側面の板壁には地紋彫刻が施してある。正面は桟唐戸、両脇は蔀戸を建て込む。手挾には牡丹と菊の篭彫を付け、長押と頭貫との間にも欄間彫刻を入れている。向拝の持ち送りや蟇股の彫刻も精巧であり、覆屋の中にあるために保存がよい。神社は正保元年(1644)の創建であるが、本殿は文政5年(1822)上棟の白峰村八坂神社本殿とよく似ており、ほぼ同時期の建造と考えられる。
昭和60年「石川の文化財」より

 

岡部家住宅 (1棟)

元文元年(1736)
宝達志水町  羽咋郡宝達志水町字荻谷

 

岡部家住宅

 県指定文化財  昭和47年1月25日指定

谷岡部家は、東国御家人岡部六弥太の子孫と伝えられる豪農で、元禄7年(1694)から加賀藩の十村役としてあらわれ、豊富な文書を伝蔵している。「家蔵建候覚帳」などによって、元文元年(1736)に再建されたものが現存の住宅であることが確認でき、嘉永6年(1853)に、加賀藩13代藩主前田斉泰が能登を巡検したおり、本陣に使用されている。敷地の前面に透塀・竹垣をめぐらして正門・通用門を設け、主屋の周囲に土蔵・納屋・池庭を配し、主屋は上手半分を十村役としての公用・接客用にあて、土間の奥から延びる角屋部分を家人の住居部分にあてている。主屋は、木造平家建、入母屋造り、平入り、茅葺、下屋桟瓦葺きで、小屋は扠首組みとなっている。能登大型農家の間取りや構造をよく保ち、十村の格式を十分に具え、しかも建立年代の確実な建造物として重要な遺構である。
昭和60年「石川の文化財」より 

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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