「いしかわ子どもの権利基本条例」について

子どもの権利については、平成6年に「児童の権利条約」が批准され、令和5年4月に「こども基本法」が施行されています。

石川県では、条約や法も踏まえ、いじめや児童虐待、貧困、ヤングケアラーの問題など、昨今の子どもを取り巻く状況に鑑み、全ての子どもは、その権利が将来にわたって尊重される存在であることについて、県民が意識を高め、理解を深めるため、「いしかわ子どもの権利基本条例」を令和7年12月24日に公布・施行しました。

石川県（いしかわけん）では、みなさんがもつ権利（けんり）が守（まも）られて、自分（じぶん）のことをしっかり考（かんが）えて行動（こうどう）できるようになり、心（こころ）も体（からだ）も健（すこ）やかに育（そだ）って、大人（おとな）になっても楽（たの）しく幸（しあわ）せにくらせるように、子（こ）どもの権利（けんり）を守（まも）るための新（あたら）しいルールを決（き）めました。

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目的

基本理念

責務・役割

1. 県の責務
   基本理念にのっとり、国及び市町と連携し、並びに保護者、学校関係者等、事業者、子ども・子育て支援団体等及び県民と協力して、子どもの権利に関する施策を策定し、及び実施する。
2. 市町の責務
   基本理念にのっとり、国及び県と連携し、地域の実情に応じて、子どもの権利に関する施策を推進するよう努める。
3. 保護者の役割
   基本理念にのっとり、自らが子どもの健やかな成長について第一義的な責任を有するとの認識の下に、県、市町その他の関係者から必要な支援を受けながら、子どもが生活のために必要な習慣を身に付けることができるようにするとともに、子どもの自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努める。
4. 学校関係者等の役割
   学校関係者等は、基本理念にのっとり、学校、児童福祉施設等における子どもの安全を確保し、子どもが安心して学び、及び育つことができるよう努めるとともに、子どもが子どもの権利について意識を高め、理解を深め、及び意見を表明し、並びに社会的活動に参画することができるよう、必要な支援に努める。
5. 事業者の役割
   基本理念にのっとり、その雇用する労働者がその子どもに接する時間を十分に確保することができるようにするとともに、その雇用する労働者の職業生活及び家庭生活の充実が図られるよう、必要な雇用環境の整備に努める。
6. 子ども・子育て支援団体等の役割
   基本理念にのっとり、専門的知識及び経験を活用し、子どもの支援及び子育ての支援を推進するよう努めるとともに、国、県及び市町が実施する子どもの権利に関する施策に協力するよう努める。
7. 県民の役割
   基本理念にのっとり、子どもの権利について意識を高め、理解を深めるとともに、国、県及び市町が実施する子どもの権利に関する施策に協力するよう努める。

県が取り組む施策の基本事項

1. 意見表明及び社会参画の促進
   全ての子どもがその年齢及び発達の程度に応じて意見を表明するとともに、多様な社会的活動に参画することができるよう、必要な環境の整備を図ります。
2. 子ども等の意見の施策への反映
   子どもに関する施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては、子ども及び保護者その他の関係者の意見を反映させるため、必要な措置を講じます。
3. 広報啓発
   県民が子どもの権利について意識を高め、理解を深めることができるよう、広報その他の啓発活動を行います。
4. 相談体制の充実
   子どもの権利の擁護を図るため、子ども及び保護者その他の関係者からの相談に応ずるための体制の充実を図ります。
5. 権利擁護
   子どもが権利侵害その他の不利益を受けた場合において、専門的知見に基づいて適切かつ迅速に救済を図るため、必要な措置を講じます。
6. 推進体制の整備等
   子どもの権利に関する施策を推進するための体制の整備その他必要な措置を講じます。

子どもの意識調査

「いしかわエンゼルプラン2025」の策定にあたり、子どもたちの生活実態や考えを把握し、今後の子ども施策等への反映を目的に実施しました。

エンゼルプラン2025（案）パブリックコメントに対する子どもからの意見

• （子どもの権利擁護に関して）自分たちの意見をしっかり受けとめてくれる人が増え、今よりもっと社会 が明るくなりそうだなと思ったから良いと思った。
• （働き方に関して）お父さん、お母さんが休みがとりやすくなることは、体が休められたり、子どもが見に来てほしい行事などにもかんたんに行けていいと思いました。

＜いしかわエンゼルプラン2025について＞

＜いしかわエンゼルプラン2025（子ども版）＞

子ども政策審議会の委員から以下について個別に意見聴取

意見（概要）

• いしかわ子ども総合条例は、子育て支援施策は幅広いが、大人が守るべきことなどを中心に定めた大人目線の条例である
• 「子どもに気づかせる」といった視点に立ち、新たな条例を策定し、子どもが自分で生きていく力を付けることを後押しする、子どもの自己肯定感を高めていくということが大切
• 県全体に波及する考え方や市町との連携など、県にしかできない新条例としてはどうか
• 新条例は、子どもの権利の保障に特化して、県・市町・教育者などの役割も盛り込めばよい

1. 令和7年7月23日開催
   ＜第1回石川県子ども政策審議会について（資料・議事録掲載）＞
2. 令和7年11月7日開催
   ＜第2回石川県子ども政策審議会について（資料・議事録掲載）＞

募集期間：令和7年7月25日～8月25日
募集内容：いしかわ子どもの権利基本条例（案）に対するご意見
資       料：「いしかわ子どもの権利基本条例」（案）について（PDF：165KB）
                 「いしかわ子どもの権利基本条例」（案）について（子ども版）（PDF：429KB）

＜「いしかわ子どもの権利基本条例」（案）に対するご意見募集＞

＜令和7年10月21日厚生文教委員会 報告資料＞（PDF：117KB）

日   時：令和7年8月23日（土曜日）16時00分～17時00分
場   所：いしかわ子ども交流センター大研修室（金沢市法島町11-8）
参加者：小学生児童8名、ファシリテーター1名

＜子どもとの意見交換会について（当日の概要）＞

日    時：令和7年11月2日（日曜日）13時00分～15時20分
会    場：石川県庁行政庁舎1階101会議室（金沢市鞍月1-1）
テーマ：いしかわ子どもの権利基本条例（案）について
出席者：県民11名（高校生4名、中学生2名、大人5名）、県子ども政策審議会委員13名、県健康福祉部少子化対策監、子ども政策課長

＜参加者募集チラシ＞（PDF：613KB）
＜子どもの権利に関する意見交換会（当日の概要）＞

子どもの権利に関するアンケートを実施しました。（9月10日～11月30日）

＜アンケート結果について＞（PDF：749KB）

県障害ふれあいフェスティバル（令和7年9月28日）

オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン（11月）

キッザケアいしかわ（令和7年11月8日）

子育て支援メッセいしかわ2025（令和7年11月16日）    など