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園芸研究部では、園芸作物の果樹・花きのオリジナル品種の育成や、高品質・安定生産技術の開発などに取り組んでいます。
など
大規模水田園芸複合のモデル農家において、スマート農機とセンシング技術を活用し、労働時間の削減と単収の向上を目指し、技術実証を行っています。
・実証1:スマート農機による水田での畝成型・定植の高精度、高速作業体系の実証(外部リンク)
・実証2:ドローンとAI画像解析を活用した収穫適期診断による効率的な収穫作業体系の実証(外部リンク)
・実証3:全自動収穫機を活用した加工業務用出荷体系のモデル実証(外部リンク)
※本実証課題は、農林水産省スマート農業技術開発・実証プロジェクト(事業主体:農研機構)により実施されています。
ハウス栽培のトマトは夏季の高温の影響により、草勢の低下や裂果の発生などで収量が低下します。
このため、地下水などの自然エネルギーを活用した冷房やハウス内の強制換気による多収栽培技術の開発に取り組んでいます。
水稲育苗ハウスを活用したフリージアの栽培では、水稲の育苗作業が始まる3月にハウスからフリージアを運び出す必要があります。
このため、運搬可能なボックスでの栽培方法の開発を行っています。
フリージアのボックス栽培技術の開発
フリージア新品種の育成
「加賀しずく」は石川県が16年かけて育成したナシの新品種で、上品な甘さで、ジューシーなのが特長です。
新品種であることから、適正な着果量などの栽培法が明らかになっておらず、研究を行っています。
「加賀しずく」
ナシ新品種の育成
「秋星」は石川県が育成したリンゴの中生品種で、赤く着色しやすく、果汁が多く、甘味と酸味のバランスがよいのが特長です。
しかし、樹齢の経過に伴い、樹勢が低下する事例が見られるため、樹勢強化に有効な盛り土などの栽培技術の研究を行っています。
ルビーロマンの栽培では、着色期である夏期が高温となった場合には、着色不良の果房が多発してしまいます。
このため、高温下でも着色を向上させる栽培技術の開発に取り組んでいます。
着色良好果房
着色不良果房
シャインマスカットでは、実需者が求める大きくて鮮やかな緑色の果房を生産するため、
開花始期の強摘芯による果粒肥大促進や成熟期の果皮の黄化を防ぐ果実袋の検討等に取り組んでいます。
秋冬ダイコンでは、収穫後の温度管理や品種により、出荷後に内部が青く変色する生理障害「青変症」が問題となっています。
これまでの試験により、収穫後の温度の影響を明らかにするとともに、青変症の発生が少ない品種の選定に取り組んでいます。
福誉に発生した青変症
TC12-27の外観と20℃で5日間処理後の切断面
「兼六」は本県育成のサツマイモで、干しいもにすると、鮮やかな橙色で味や品質が優れており、
「兼六」を利用した干し芋加工に取り組む農家が近年増加しています。
このため、砂丘地での干しいも向けの栽培方法を確立するとともに、形状等が加工に適した系統の育成に取り組んでいます。
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