ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成23年第3回県議会定例会) - 平成23年6月14日 - > 議案説明要旨(平成23年第4回県議会定例会) - 平成23年9月7日 - 原子力発電所の安全確保及び防災対策について
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原子力発電所の安全確保につきましては、先般、国は更なる安全性の確保と国民・住民の皆様の安心・信頼の確保を目的に、安全性に関する総合評価、いわゆる「ストレステスト」の実施を表明いたしました。志賀原子力発電所においても、北陸電力(株)は、先般、二号機について、設計上の想定を超える事象に対してどの程度の安全性が確保されているかを評価する一次評価に着手したところであります。
県といたしましては、先般、志賀原子力発電所の安全確保について協議を行う原子力環境安全管理協議会を開催し、北陸電力(株)に対しては評価を厳正に行うよう、また、国に対してもその評価結果を厳格に確認するよう、強く要請したところであります。
申し上げるまでもなく、原子力発電所の運転には安全の確保が大前提であります。国に対しては、今回の福島での事故の早期の原因究明や抜本的な安全対策の徹底等を重ねて強く求めると同時に、北陸電力(株)に対しては、地元の理解を得ながら各種の安全対策に全社を挙げて取り組むよう、引き続き強く求めてまいる所存であります。
一方、原子力防災対策については、原子力災害の専門性・特殊性から、国の責任の下に防災対策を実施することとされており、国に対しては、これまでも全国知事会等を通じて再三にわたり、「防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲(EPZ)」の基準の見直し等も含め、原子力防災指針や防災基本計画の早急な見直しと防災対策の充実強化を要請してきたところであります。
国においては、先般、原子力安全委員会の専門部会を開催し、原子力防災指針の見直しに着手したところであり、今後、優先すべき課題から順次検討結果を示すこととされております。こうした中、県といたしましては、先般、関係部局によるワーキングチームを新たに設置し、地域防災計画の見直しに向けた情報収集・整理を行っているところであり、国の見直しに合わせて速やかに計画の見直しが行えるよう、今後とも鋭意作業を進めてまいります。
以上
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