議案説明要旨（平成23年第4回県議会定例会） - 平成23年9月7日 - 7「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

◎ 9月補正予算の編成について

7「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

第七は、「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。

先般、国は福島における原発事故の影響を受ける十七都県に対し、米の放射性物質調査の実施を要請いたしました。本県はその対象となっておりませんが、消費者の皆様に安全・安心な県産米を提供するため、市町及び農業団体と連携し、先月上旬から県内全市町において今年生産された県産米の放射性物質の自主調査を実施しております。

また、牛肉についても、県内の畜産農家において放射性物質に汚染された稲わらを給与した事実がないことを確認しておりますが、更に万全を期すため、金沢市において肥育農家全戸を対象に先月中旬から放射性物質の検査を実施しております。

いずれについてもこれまでのところ放射性物質は検出されておりませんが、今後とも市町や関係団体と連携し、消費者の皆様への安全・安心な県産食材の提供に努めてまいります。

戦略作物としてブランド化に取り組んでいる「ルビーロマン」につきましては、先月十九日から東京大田市場において首都圏への本格販売を開始し、同三十日には私自ら出向きトップセールスを行ってまいりました。加えて、今年度からは関西圏での試験販売を開始しており、市場関係者や小売店からも高い評価をいただいております。将来の全国販売に向け、確かな手応えを得たところであり、今後とも、全国に誇れる本県ブランドとして育つよう、関係者と一体となって取り組んでまいります。

農林水産業の基盤整備につきましては、国の追加認証を受け、ほ場や農道整備のほか、造林事業や治山事業について、更にその促進を図ることといたしました。

 

以上

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