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更新日:2020年6月12日
ハヤブサは、海岸部の生態系の頂点に位置する猛禽類で、国や県の絶滅危惧種に選定されています。県内では、能登半島や加賀地方の海岸で繁殖が確認されています。
※絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づき指定された種で、捕獲は原則として禁止されています。
ハヤブサは、高所から鳥などの獲物を探すことができる海岸近くの断崖に営巣する習性があり、県庁舎の高層階のベランダはハヤブサの営巣場所に適していたと考えられます。
県庁舎では、平成17年から産卵が確認されていたもので、平成26年に初めて繁殖に成功し、4個の卵から3羽のヒナが誕生し、巣立ちに成功しました。
その後、平成27年には4個の卵から4羽のヒナが、平成28年、平成29年には5個の卵から5羽のヒナが誕生し、巣立ちしました。平成30年にも5個の卵から5羽のヒナが誕生しました。ハヤブサの専門家によりますと、ハヤブサは、通常3~4個の卵を産みますが、3年連続で5個の卵を産み、それら全てでヒナがかえるのは、とても珍しいことだそうです。
令和元年には4個の卵から3羽のヒナが誕生し、令和2年にも4個の卵から3羽のヒナが誕生し、両年とも3羽のヒナが巣立ちました。
なお、ヒナ保護の観点から、営巣場所は非公開とさせていただきます。
県庁舎に営巣している親鳥
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