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石川県では、企業や県民のワークライフバランスが実現されるよう、様々な取組を行っています。
ワークライフバランスとは、日本語訳で「仕事と生活の調和」という意味ですが、ワーク(仕事)とライフ(生活)の時間配分を上手に行うということが本質ではありません。ワーク(仕事)とライフ(生活)をうまく調和させ、相乗効果を及ぼし合う好循環を生み出すことが目的です。
ワークライフバランスはもともと欧米で生まれた概念ですが、日本では、急速な少子化の進行や労働力不足の問題から注目されるようになってきました。
少子化の進行により人手不足が深刻化し、また、企業間競争が一層激化する中で、企業が自社の優位性や競争力を維持・発展させていくためには、優秀な人材の確保・定着や、従業員の労働意欲・生産性の向上など、人材活用の充実・強化が不可欠となっています。
このため、多様化する従業員の個々の事情(子育てや親の介護など)に合った職場環境を自社の実情に合った形でいかに整備していくかが、経営の大きな課題となっています。
仕事と生活が両立しやすい職場環境を整備することは、企業にとって負担となるように感じられるかもしれませんが、従業員のやる気と働きがいにつながり、優秀な人材の確保・定着、愛社精神の向上といった、経営に大きなプラス効果をもたらし、他社との差別化・優位性を高めることができます。他にも、生産性・企業イメージが向上したり、助成金の受給や表彰・認定の要件のうち、1つを達成できたりします。
「仕事と生活の調和(働きやすい職場づくり)」とは、「一人一人がやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活においても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じた働き方と生き方が選択・実現でき、経営力強化につながるもの」です。
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