ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成28年第1回県議会定例会) - 平成28年2月26日 - > 議案説明要旨(平成28年第1回県議会定例会) - 平成28年2月26日 - 予算編成の基本方針と本県の財政状況について
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新たな長期構想の実現に向けた初年度となる今回の予算編成に当たっては、構想に掲げた施策を最大限事業として盛り込んだところであります。
具体的には、本格的な人口減少時代を迎える中で、学生の県内就職や移住・定住の促進、農林水産業を含む産業の振興といった社会減対策と、少子化対策といった自然減対策について、具体の数値目標を掲げた上で、組織と予算の両面からもう一段踏み込んだ対応を講じたところであります。
また、二年目を迎える新幹線開業効果の持続・発展に向けて、質の高い文化や歴史景観、豊かな自然、県民のおもてなしなどに磨きをかけ、地域の魅力を一層向上させるとともに、交流基盤の整備や戦略的な観光誘客の推進にもしっかりと取り組むこととしております。
これに加えて、地震対策などの防災対策、医療提供体制の充実など、県民生活の安全・安心を確保する施策についても、怠りなく実施いたします。
次に、これらの施策を実行していくための基盤となる本県の財政状況でありますが、職員費の削減効果をはじめとするこれまでの行財政改革の効果に加え、県税収入の増加が見込まれることから、本年度は、四年連続で、財政調整基金及び減債基金の取り崩しに頼らない収支均衡を達成できる見込みとなっております。しかしながら、新幹線の敦賀延伸に向けた工事が本格化する中で、今後、富山県境・金沢間の県債の償還も合わせ、公債費の増加が県財政の圧迫要因となることが予想されるところであります。このため、将来の財政負担の軽減を図る観点から、本年度に引き続き、県債三十億円を繰上償還することといたしました。
本日提案をいたしました平成二十八年度当初予算及び平成二十七年度補正予算は、以上申し述べた考え方を基本に、実質的な当初予算として一体的に編成したところであり、以下、その主な施策につきまして概要をご説明申し上げます。
以上
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