ここから本文です。
弥生時代
小松市
小松市埋蔵文化財センター 小松市原町ト77番地8
重要文化財 平成23年6月27日指定
弥生時代中期を中心とする集落跡からの出土品の一括資料である。本資料は、土器、石器、木器など、多彩な材質・種類の遺物から構成される。なかでも多量に出土した木器には、多様な農耕具に加え魚形や鳥形など祭祀に用いられた資料も充実している。石器には、碧玉を素材とした管玉製作の過程を示す資料も含まれている。弥生時代における大規模な集落の様相を示す一括資料として、重要である。
縄文時代
金沢市
金沢市埋蔵文化財センター 金沢市上安原南60番地
重要文化財 平成26年8月21日指定
縄文時代晩期を主とした遺跡出土品の一括。多量かつ様々な土器や、木製品・漆塗木製品が出土した。特に、漆塗木製品は多彩で、編み籠を漆で塗り固めた籃胎漆器の存在が特筆される。また、漆塗弓には、糸巻き等で装飾を施した資料があり、当時の漆工技術の実態をよく示している。縄文土器は、いずれの個体も遺存状態が良く、北陸地方における晩期の各型式に加えて、他地域の影響を受けた土器も含まれる。北陸地域における縄文文化の木製品・漆塗木製品の多彩さと、土器・石器等の生活用具の組合せをよく示す資料である。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す