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ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化財 > 石川の文化財 > 工芸品(国指定) > 秋野蒔絵硯箱・花鳥沈金硯箱(1合)・琴棋書画沈金文台(1基)

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更新日:2016年12月16日

秋野蒔絵硯箱・花鳥沈金硯箱(1合)・琴棋書画沈金文台(1基)

秋野蒔絵硯箱(1合)

江戸時代初期  五十嵐道甫作
  個人蔵  金沢市
  縦  24.0センチ  横  22.0センチ  高さ  4.8センチ

秋野蒔絵硯箱

重要文化財  昭和27年3月29日指定
  

甲面から側面にかけて、金の沃懸地に、三日月のかかる秋の野辺が絵画風に描かれている。中天の月と岩の一部には対照的に銀鈑を嵌めて強く、全面は金の高蒔絵を主調としながらも、桔梗や菊の花には青貝や金の鈑を、草の実には珊瑚を嵌めるなど、色とりどりに妍を競って咲き乱れる秋草を優美に表現している。
蓋裏から内面には峨々たる山を背景に都城や水景が描かれ、金の平目地も漢画風の画趣を助けている。表裏とも室町時代の流れを受けた精巧な技法で、箱の内と外を和風と唐風に趣を異にしながらも見事に調和させ、気品の高い作品にまとめている。
作者五十嵐道甫は、足利義政に仕えた蒔絵の名工信斎の孫で、前田利家に招かれて京都から金沢に来て加賀蒔絵の基を築いた。この作品は彼の代表作の一つである。
昭和60年「石川県の文化財」より

 花鳥沈金硯箱(1合)・琴棋書画沈金文台(1基)

室町時代
  小松天満宮  小松市天神町一
  (小松天満宮宝物館保管 小松市天神町2-3)
  縦  24.5センチ  横  22.8センチ  高さ6.2センチ

花鳥沈金硯箱

重要文化財  昭和63年6月6日指定

室町時代
  小松天満宮  小松市天神町一
  (小松天満宮宝物館保管 小松市天神町2-3)
  縦  33.7センチ  横  58.4センチ  高さ  10.5センチ
6月2日b.gif

重要文化財  昭和63年6月6日指定
    

  明暦3年(1657)に梯天満宮(小松天満宮)が、加賀藩3代藩主前田利常によって建立された際、別当職として、京都北野天満宮の社僧能順が招かれた。能順は、連歌をよくし、小松に住しながらも禁裏の連歌を奉るため、しばしば京に上った。この硯箱と文台は、能順が、霊元天皇から下賜されたものと伝えられる。
硯箱は、被せ蓋造り、甲面の四方に削面が取られ、薄手で軽快な形態である。全面黒漆地で、蓋表甲面に二羽の鳳凰を旋回状に配し、周囲と側面は牡丹・菊などの花文でうめ、内部蓋裏と筆皿にも花文をあしらい、のびのびとした見事な沈金で加飾している。
文台は、力強く美しい形態で、黒漆仕上げである。天板中央部の枠内には、中国の楼閣人物を描き、枠外や脚部には牡丹・菊などの花文を配し、沈金の線刻で描いている。
硯箱・文台とも室町時代の製作になるもので、中国から鎗金が我が国に導入された初期の秀作として、工芸史上重要な作品である。
昭和60年「石川県の文化財」より

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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