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更新日:2024年1月26日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和6年1月25日 -

令和6年1月25日(木曜日) 10時30分~

記者

今のご説明の中で既に発表されてるようなものもあるかとは思うんですけども、今日この場で何ていうか新しく何か状況として、ご説明になったような箇所があったかどうかの確認と、孤立集落の話もありました、道路、車が通れるようになるってことが孤立の解消だとありました。そういった中でまだ輪島浦上線の方はひどいですけれども、例えば、おおむねそういうところが孤立集落がなくなるぐらい。車1台分、奥能登の方で、解消されていく目処としてはどのぐらいまだかかりそうなのかというところを少し聞ければ、住民にとってもいい情報になるかと思うので、先が見える希望が見える何かそういう話があればお願いします。

知事

今日この記者会見をさせていただいたのは、今日時点での道路の被災状況と今後の見通しについての概略を私から報告をするということです。従いまして、今のご指摘いただいたように、一つ一つの幹線道路や市道、林道、町道、農道を含めて、この工事を進めておりますので、その情報については、改めて鈴見土木部長から折に触れて報告をさせていただきます。なんでこんな言い方をするかというと、今後のお住まいですね。事業者、うちの近所に、いつまでに、道路が繋がるのか、道路が繋がるということは、電線ですね。電柱ですよね。電力が通るということと、当然埋設されている水道管が通るということですから、少なくともセットでインフラが整うということで、これこそが、いわゆるお住まい、これは仮設住宅の建設、その建設がいつ頃かという見通しに直結しますので、まずは全体の概略をお示しした方がよい。個別に新しいことは、これまた皆さんにも取材いただきたいと思いますし、その完成の見通しが、日にちが入るところから順次お伝えをしてまいりますと、こういうことです。

記者

2市2町のアクセスラインというのを先に通したということで、現状で緊急輸送道路の状況、いわゆる避難所とかも絡んでくるかなと思いますけど、この辺どう見てらっしゃいますでしょうか。

土木部長

2市2町の緊急輸送道路につきましては今お示ししましたように、のと里山海道、国道249号、珠洲道路、それから輪島に行く道路、それから門前に行く道路が緊急輸送道路になっております。ですので、3枚目スライド、ここで緊急輸送道路は、この外浦の249号を除いて、ほぼ啓開を終了しているということでございます。

記者

のと里山海道と、スライド3ページ、ここの横田、のと里山空港間ですね。あと、県管理区間の能越道、ここの啓開と言いますか、あの復旧というのが、物資輸送とか人員輸送でもかなり大きな要素を占めるかなと思います。国に権限代行ということですけれども、いつ頃という目処等つくようでしたら、お伺いしたいと思います。

土木部長

まず、のと里山空港インターから穴水インター間につきましては、国の方から2月上旬という目処が、発表されております。そこに引き続く穴水インターから横田インター間ですけれども、今現在鋭意対策をしておりますので、今の状況でお伝えできる目途はありません。また目処が立ちましたら、しかるべきときにお伝えをいたします。

記者

例えば春頃とか、そういった目途もなかなかつけづらい状況ということですかね。

土木部長

例えば、ここ昨日からの降雪もありまして、雪が降ると、やはり作業が一旦全部止まってしまうという北陸独特の状況もございますので、もう少しお時間を頂戴すれば、目処がお示しできると思います。

知事

折に触れてまたご質問ください。できるだけその時々で、最新の情報を提供したいと思います。

記者

先ほどお話の中にも孤立集落の解消ということで、知事はかねてから2次避難を呼び掛けていまして、魚の骨のように1車線だけ繋がったところもあるというようなお話がありました。今2次避難で進んでいる集落に関しては、そちらにほとんど人がいない状況で、2次避難されている方の声として、家が、今後、防犯面とかでどうなるのかっていうのをかなり心配されてる声が上がっています。道路が1ヵ所しか通ってないのであればそこを出入りされる人の、何か確認をするとかですね、あるいは誰もいない集落は道路を逆に封鎖してしまうと、まずそこら辺の何か防犯面のお考えはどういうものがあるのか、伺えますでしょうか。

知事

先日は警察にお願いをいたしました。今ご指摘のことも含めて、パトロール、見守り、いわゆる孤立集落をまず出て、避難しておられる方々に安心していただけるような見守り体制、警戒態勢をとると。大規模な体制を今、警察に取っていただいているということです。

記者

特段通行止めに逆にするとかですね、そういうことは今のところ考えてないということですか。

知事

それは警察にまずお尋ねください。その旨を孤立集落から2次避難所に移った人たちの心配はやっぱり防犯の問題だということを伝えてあります。そして私も昨日、一昨日と聞いてきましたけども、皆さん普段から家に鍵かけておられますかと聞いたら、ほぼ鍵をかけておられないという、いわゆる地域特有の、あんまり逆にそんなことをここで言ってはいけないのかもしれませんが、そういうおおらかな人を信用して、まさかそんな人がいるはずがないという地域であるが故に、警察にも特段の監視カメラ、また見守り体制、パトロール体制をお願いしますと要請しております。これ以上詳しいことはまた警察にお聞きいただければと思います。

記者

先日ボランティアの受け入れも始まるというお話なさいまして、県のバスで皆さん移動するということも伺いましたが、本日発表なさったことも含めまして、今、懸念されること、何かこういう課題があるとお考えのことがあればお聞かせください。

知事

ボランティアに関しましては、県民文化スポーツ部長のところで、マッチングを今進めていただいております。第29回、午後の会議で詳しくは酒井部長から報告をさせていただきます。つまりちょうどボランティアにも登録いただきました。その方々に、いつ、ここでこういう作業がありますというご案内をマッチングしています。その集計について、午後の本部会議で報告をさせていただきます。

記者

移動での不安ですとか、道路状況、こういう状況ですので、うまくいかないところがあるんじゃないかなと何か知事として考えてらっしゃることありますか。

知事

常に何が起こるかわかりません。特に気象状況であります。また、自立型でお願いしますと申し上げております。そのことをご理解いただいた上、また注意書きも出した上で、一般ボランティアの方お願いしてございます。それで一応ルールを守っていただけるものと信じております。

記者

今の質問に関連してお伺いします。ボランティアの件なんですけれども、輪島と珠洲の方にいつ頃入れるかということなんですけれども、外浦の方が数ヵ月程度かかるというところもあるということですから、知事のお考えということになるんですけど、例えば市役所周辺であったとしても、やっぱり、珠洲、輪島に、ボランティアが入るならば数ヵ月以上先になるというふうに見てらっしゃるのかどうかっていうのまず。

知事

そこだけ申し上げます。なので今日この道路、申し上げました。飯田、この辺りですよね。珠洲市の市役所のあるところは。従ってここには珠洲道路はもう既に啓開しています。珠洲道路は。この飯田から、外浦に向かっては、こうやって魚の骨のように、県道も今のところ啓開しております。今珠洲市役所とそれぞれの避難所、地域におけるボランティアのニーズ、それを現地の市町で受け入れることができなければなりません。勝手に自家用車で来ていただいては、まさしく被災地の渋滞がまた起きてしまいますので、バスで県庁の方から、あるいは金沢駅の方から拠点から送りますと、こういうふうに申し上げておりますので、こういうボランティアから、可能なところからスタートします。つまり珠洲であろうとも、受け入れの市町が大丈夫ですよと。この程度の人、この程度の期間をお願いしますと。この要望、今マッチング中と、こういうふうにご理解いただきたいと思います。それはいつからかというのは今日の午後の対策本部会議でも、担当部長から報告をさせていただきます。

戦略広報監

今知事申し上げた通りのボランティアの担当部長は今日在席しておりませんので、その点については午後の本部員会議のところでお聞きいただければと思います。

記者

そうしたらちょっと質問変えて、先日私、例えば自衛隊であるとか、警察の方とかが金沢から行くのは大変なので、中能登のあたりに、例えば中継点とかを作るお考えありますかというと、調整中ですというお話でした。これボランティアについても、やっぱり金沢からピストンで行くというのは現地の活動時間が短くなりますので、同じように中継地点を設けるというふうなことも必要ではないかなと私は思うのですが、知事はそのあたりどうお考えですか。

知事

まず私はそう思います。と同時に、中継点には実は限りがあります。インフラの限りがある。土地の限りがあります。どうしても私どもは、道路の復旧の工事業者、電力、特に上下水道、通信と、インフラ4点セットの業者、県内だけでは足りません。全国から来ていただくことになります。私もそう思います。金沢から、ホテル、旅館の金沢から通うのでは、往復だけで、6、7時間可能性ありますので、やはり中継点として、これは穴水の吉村町長にも穴水で可能ならば、そういった業者の皆さんの中継ホテルを作ってくださいと、既に先般来言われております。そうすると、県としては、市町の皆さんは今、仮設住宅の場所探しもしております。それと合わせて、同時並行で応援いただく業者の皆さんの宿泊所と、このことも準備をしたいと思っています。中継点が必要だという認識は私も同様であります。

記者

ボランティアに関してなかなか入るのが遅いという指摘もあるんですけれども、今日の話を聞いてると、やはり道路事情もこれだけひどい状況だとなかなかそういう実際には難しいなと思うんですけど、その点について知事のお考えを教えていただけますか。ボランティアが入るのがもう少し早かったらよかったんじゃないかというふうに言ってる専門家の方もいるんですけど。

知事

今日の申し上げた、いわゆる内容やデータを踏まえてまたご指摘いただければと思います。どなたがどの段階でどういう表現をされるかというのは、これは表現の自由や、報道の自由がございますので、私からは申し上げませんが、やはりその皆さん方にご指摘いただくためにも、より確実な情報を、県としても提供する責任があると思っています。今日の段階でようやくこのまず、道路事情の現状についてお伝えすることができたということであります。今後、今週、あと上下水道、また電力通信のインフラ、現状がどうなのかということについても御報告をさせていただきたいと思います。

記者

あと質問じゃなくて、要望で、お願いをしておきたいんですけど、応急仮設の関係、具体の場所とか個数とかというのは前回の知事の会見の中で発表いただけなかったので、折に触れてまたこれも公表いただけるということでいいでしょうかという。

知事

おっしゃる通りで、まさしくそれを土木部と地元の首長さんと調整中であります。急いでおります。合意ができたと同時に、この作業には、当然今二次避難所におられる避難者の声も聞く必要があります。だって住む人の意見も聞かないで勝手に作ることはできませんよね。加えて、そこのインフラが整うのか、仮設住宅という箱だけではなくて、インフラ4点セットがどの程度整うのか、ましてやそれがハザードマップとの関係でどうなのか、したがいまして、その数は一定程度制限されてしまう。そのことを踏まえて、首長と、また申し込みをしていただいている2次避難所の被災者の皆さんとのマッチングの上で、基本的に県としても対応すると。これは作業があるということで、その作業しておりますので、それが整い次第、きちんと報告をさせていただきます。

記者

知事には毎回創造的復興とはなんぞやということを聞いてるんですが、これ、ここに県道を示されてますけど、全て復旧させるという理解なんでしょうか、それとも、私が従前から聞いている通り、どこかはもう復旧を諦めて、集約化するということが知事の言う創造的復興なのでしょうか。

知事

おっしゃることは合ってるようで、ちょっと違うなというふうに申し上げざるを得ません。つまり、災害があった場合に、インフラがダメージを受ける現状復旧というのはこれ原則ですよね。原則です。ところが、当分の間、この道路復旧やインフラ復旧が、かなわないと調査分析の結果、わかったら、応急復旧をし、応急復旧に対して、そこに住んで、なりわいを行うことができるのか、これをインフラの状況を住民の皆さんに事業者に提示しなければなりません。できる限りその合意を得て、直すと。それが、私が申し上げている、創造的復興の意味合いであります。創造的と言って何か全く新しいイメージで作るんだというイメージだったら、そうではないと。そういう意味です。

記者

住民と共同でやっていくと。私も当時行ってたんですが、非常に道路悪路でかなり危ない状態で車が止まってる状況があったんですけどこれ道路で亡くなった方はいるんでしょうか。

危機管理監

今のところそういう状況を把握しておりません。

記者

水道など、上下水道などライフラインの復旧は道路の復旧と両立していかなければいけないという中で、道路の復旧についてはやっぱりまだ復旧の見込みが立たないようなエリアというのはどんどんわかってくると思うんですけれども、そうしたエリアの避難所の方々に対して、今後どのように県として説明をしていくかとか、理解を求めていくか、あるいは支援に取り組んでいくか考えをお聞かせいただきたいと思います。

知事

まず孤立集落解消の目途は立ったと。1月19日に申し上げたと思います。孤立集落解消の目途が立ったということは、何らかの道路が繋がるという意味です。したがいまして、それは軽四なのか、ちっちゃい軽トラックなのかは、孤立集落と言われているところには、全て繋がっていますよということを意味しています。ただ、それでもとどまっておられる方々はその事情もあるし、そこは要支援集落として、引き続き、できる限りの支援をしますというこういう、まず整理をしていたと思います。そう考えると、今後戻っていただくための材料は、ここがまさしくお住まいと、なりわいとセットですよねというふうに、まず市町の首長さん、住民の皆さんと、当然議会もございます。なりわいといえば、商店街さんであったりとか、輪島塗の組合であったりとか、旅行関係とか、それぞれのなりわいの団体が、共同組合などございますので、そこと話をしていただくということになると思います。私は今知事という立場で、こうするから、これに従ってくださいっていうことは言えません。なぜかというと、住民はやっぱり市町の基礎自治体の合意、また議会の合意、やっぱり首長の判断、これは尊重しながら、現場からの要請を踏まえた上で、おそらくそこには当然、地権者の判断というのもおそらく出てくると思います。私が、県が、市町のそうした役割を飛び越して、こうするから、この方向性でやろうと勝手に言うことは、やっぱり控えるべきだと思っています。そういった作業を、丁寧にするためにも、私も昨日も被災者、特に孤立集落の避難所まわりしてきましたが、聞き取りを丁寧にしますんで、お1人お1人に、やっぱり課題は違うので、それを避難所でも、集約し、それを責任持って輪島市役所にもお伝えしますから、聞き取りに応じてくださいと。その聞き取りは、本当に仮設住宅に入れるのか、それはどこなのか、そして数にも限りがありますから、みなし仮設住宅なのか、できればやっぱり自分のもといた家がいい、自分のもといた家の集落がいい、自分のもといた輪島市内がいい、あるいは、輪島市に近い穴水か七尾か中能登とかですよね、羽咋か。そういう選択肢を皆さんにはお示しをします。そして、元に戻りますが、水がない、通信もない、電力もないところに皆さんを戻せません。輪島市ではまだ相当数停電です。水に関しては、七尾までは県水が行ってますけれども、それ以降は簡易水道であったり、それぞれ上下水道のタイプが違います。このことも今説明しております。改めてその一つの総合的な判断を示していただけるようにしていくと。というのは県としての調整役の使命というふうに考えています。

記者

知事に、人口減少時代にふさわしい復興についてお尋ねします。国立社会保障人口問題研究所が昨年12月に発表した推計によると、奥能登4自治体の人口は、向こう30年弱で、現在の4割に減ります。そういった推計を踏まえて、これから被災地に投入される国費を、持続可能な地域作りにどう活かしていくかというのは、本当に難しい課題だと思います。その点について知事のお考えをお聞かせください。

知事

それは創造的復興、そして挑戦しなければいけない課題というふうに考えています。実は既に令和6年度から石川県としても、全国のモデルとして、奥能登2市2町でやる予定になっている、これ必ずやりますけど、デジタルライフライン構想、そして総務部長にもお願いしておりますが、マイナンバーカードを100パーセントにしようよと。これ市町の仕事なんですよ。これ、国、県が別に強制するという、そういう法律上の筋合いではないんですが、私の目標としては、マイナカードを100パーセントにしようと。そうすると万が一、こういう事態になった場合に、この地震活動は今終わったわけではありませんから、万が一、こういうことが起きた場合でもですね、瞬時に行政のサポートが提供できるように、例えば昨日の国会でも話題になっておりました、被災者生活再建支援金ですね、マイナカードで情報が突合できれば、瞬時に出せるじゃないですか。それはもう個人情報保護に関わる問題ですから、ですけども、私はやっぱり知事という立場で、市町の皆さんとの国との調整役という立場から言うと、この機会に、マイナカードは100パーセント目指しましょうよと。高齢者の皆さんに、スマホを操作して、できるでしょうか。暗号などをパスワードとか、そう考えると、やはりマイナカードというの、100パーセントに繋がっていれば、それを市役所の職員とか、それをサポートする人たち、例えば行政書士の方とか、社会保険労務士の方とかですね、その制度の士業の方とか、何らかのですね、お1人お1人の市民のそういった操作をサポートする人もいれば、やはり瞬時に支援をして差し上げることができる。役所に行かなくても、本人確認ができればできるという、こういうインフラの強靱化はですね、インフラ4点セットだけではなく、こうして行政事務の強靭化、やっぱりやりますよと宣言しないと、今までと同じ行政事務のままだと、正直やっぱり、この道路を見ていただいてもいいように、孤立集落から輪島市役所に行くまで、往復1日がかりですよ、これ。そういうことがないようにしていく、これやっぱり、創造的復興に向けてのまずあり方、加えてそこに乗せていかなければいけないのが、なりわいです。これトヨタ関係者からもいただいておりますが、トヨタの関連子会社もありますと、能登には。最大限の支援をしますと言っていただいているときに、雇用がどうなるのかと親会社はちゃんとこの工場の面倒を見てもらえるんだろうかという不安を抱えておられます。そういった方々にお答えするには、やっぱりインフラの強靭化、道路、上下水道、電気、通信の他に、この行政事務の、私、インフラ強靱化は必須だと思います。その上で、能登はやさしや土までもと言いますが、世界農業遺産の能登の里山里海、日本遺産であるお祭り、また様々な、揚げ浜塩田も含めて、いしるやいしりなども含めて、多彩な食文化、これ中能登に来れば、SSTRはご存知でしょうか。SSTRとかですね、こういった多彩な文化をツール・ド・のともそうですけどこういったことをやっぱり復活させていく。やはり、地域独特の文化、私はやっぱり去年、国民文化祭がございまして、大変な大盛況でございました。やはり能登における、まさしく文化、音楽も芸能もお祭りも含めて、文化の創造的復興なくして、本当の意味での魂の復興はないと。本来ならば、東アジア文化都市事業をまた1月からスタートする予定でしたが、盛山大臣にも申し上げて、七尾市長にもご理解いただいて、今年は返上しましたが、数年後には必ず復活、石川復活のためにも、やりたいという意向もお伝えしております。こうした文化事業、文化立県としての何としてもこれはやりたいと、これもセットとして申し上げないと、創造的復興とは言えないのではないかという認識を持ってます。

記者

一点だけ地域が存続するために、やっぱり若い人が住みたい働きたいって思うことが、重要ではないかと思います。その点について知事のアイディアを教えてください。

知事

これあんまり先に私が申し上げると、本来ならば住民に出していただいて、それを私は総括する立場です。住民と私の間に立つのが首長や、輪島市議会、珠洲市議会、能登町議会、穴水町議会の議会の皆さんです。今ここで私が、たくさんあるアイディアを申し上げるということは、極めて僭越というふうに思っていますので、それについては、折に触れて申し上げたいと思います。

記者

道路の話に少し戻ってるんですけども、先ほど自動車道と輪島浦上線の復旧状況についてはご説明があったかと思うんですけれども、国道249号線の啓開の見通しについて聞かせください。地図を見ますと、大規模な被災箇所が何ヵ所かあって、国の代執行をお願いしてる部分もあると思うんですけども、県での復旧も箇所もあるかと思います。その点で輪島浦上線に関しては道路啓開まで少なくとも数ヵ月というような認識を示されていると思うんですけども、国道249号に関しても同程度啓開に時間かかるという認識でよろしいんでしょうか。

知事

そこは当然、調査分析、工事計画、そして、それを発注して受注していただく事業者が、どこの方か。なぜかというとその方との物資、あと働き方改革、配慮必要です。そういったことによって、今ご指摘いただいた質問に正確にお答えできると思っています。まず、鈴見部長からまず補足をさせていただきます。

土木部長

国道249号につきましては国で権限代行をお受けいただいたところです。今、啓開という意味は、この例えばこういう1ヵ月とか以内に、この崩れてきた土とかをどけて、とりあえず車が通れることができる状態が啓開です。今、×が残ってるのは、そういう崩れてきたものをどかす程度では通ることができないところが今、あそこの×でお示ししたところです。ですから、そういうところを対応するには、きっちり測量をして、地質調査をして、どういう対策が一番いいかというプランを練らなければなりませんので、それがわかった時点でお示しはできると思います。

記者

そうすると今回ステップ3の最後の資料のところ、被害が著しい道路として国道249号、のと里山海道、能越道というふうに出されてると思いますけれども、まずはこの自動車道の整備の方を優先されて、その後被害が著しくて距離も長いような国道とか、この輪島浦上線とかの道路というのをやっていくっていうようなイメージでよろしいでしょうか。

土木部長

最初にお話しましたように緊急輸送道路、それからそれぞれの役場、市役所、町役場に通じるところが一番大切なところです。そこは国に代行していただくところはそこでしっかりやらせていただいて、併せてそこからさらにそのくしの歯のように、いろんなところに行く道路もあわせて、対策をしていくということになります。

知事

私から一言。あんまり順番というのはですね、言葉にはちょっと配慮したいと思っています。というのは、全く駄目なのかと思わせてはいけない。だからまず役場まで、それから249は駄目だけれども、くしの歯のように行けば、孤立集落までたどり着くことができる。しかし、それは啓開レベルでやると。道路としてちゃんと行き来できるようにするまでに段階を踏んで準備しておりますと、こういうふうに教えた方がいいと思います。

記者

また道路とは離れてしまうんですけれども、農林水産業の被害について先日お話があったかと思うんですが、そのときはまだ判然としないことがあったと思うんですが、その後、被害の全容の把握というのは進んでいますでしょうか。

知事

全容を把握するために、当然調査分析中であり、国の支援もいただきながら準備中であります。例えば、漁港だけで言えば、69あるうち58も大きなダメージを受けている。ダメージを受けている漁港も、数メートル海底隆起したところもあればというふうに、それぞれ違います。その調査が終わり、分析をし、どのように直していくのか、これもやはり漁民の声を聞かないと漁協の声を聞かないと、また首長さんの声、これにはやっぱり雇用も関わってきますし、どういうふうにしようかと、漁民の皆さんの判断によってはですね、まち作りにも関わってきます。こういうプロセスを今お願いしておりますので、今の段階で、私から申し上げることはちょっとできないと。しかしその情報収集は、県としてもしておりますというふうに申し上げます。

記者

畜産業についてですけれども、水であったり電源の確保であったり、また漁港の氷の確保だったり、支援していたかと思うんですけれども、その後進展いかがでしょうか。

知事

これも改めて申し上げます。畜産業も、豚さん、牛さん、鶏さん、それぞれに豚舎、牛舎、鶏舎がございます。いわゆる匂いも含めてね、衛生管理をしながら経営をしておられます。間違いなくそこにも、水、電気、道路、通信のインフラが、寸断されています。随時私の方にも、処分せざるを得ないとか、いや、市場に出すことができましたという個別の情報は入ってきておりますが、それは今、県でも、農林水産部長のところで集約をしている段階です。そして、その方々に畜産業として継続するために必要な支援とは何なのか、この情報の集約を図っています。当然ですね。インフラだけではなく、餌も必要です。それから衛生管理も必要です。持続可能性が必要です。またおそらく、いわゆる、と畜場との連携も必要です。マーケットとのやり取りも必要です。こういったことを、この間の段階での、農林水産業の現状と課題ということで、県民記者会見をいたしましたが、まさしくこのなりわいを含んだ経営をまた復活することに向けての情報がまだ集約できておりませんので、一定の集約ができたら報告はさせていただきたいと思います。

記者

どちらも集約を進めているっていう。

戦略広報監

また集約できたら発表させていただきますので、今日ちょっと農林水産部長在席しておりませんので、また夕方のときにでもお聞きいただければと思います。

 

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