緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

印刷

更新日:2022年1月5日

ここから本文です。

記者会見の要旨 - 令和4年1月5日 -

令和3年度知事記者会見:新型コロナウイルス感染症について

内容

昨日までにオミクロン株の感染者、30の都道府県、うち、市中感染が疑われる方が18都府県で確認をされております。まさに過半数の都道府県で確認され、累計の感染者数も1千人を超えるなど、国内での感染拡大がすでに始まっていると言わざるを得ない、そんな状況であろうかと思います。

そして昨年末には、私どもも新型コロナウイルスの対策本部会議を開催いたしまして、オミクロン株の発生に備え、留意事項をですね、確認をすると同時に、県民の皆さん方に無料検査の実施についてお知らせをさせていただきました。

そういう状況の中、本日、石川県にもオミクロン株の感染者がですね、確認をされました。

今回、オミクロン株が確認された感染者は、県外在住の20代の女性、本県に帰省中、体調不良を訴え、検査でコロナウイルス陽性となり、本日、ゲノム解析の結果、オミクロン株が陽性と判明をしたものでございます。海外渡航歴はございません。感染経路は不明でありますけれども、オミクロン株の市中感染が確認されている複数の都道府県に立ち寄った行動歴を有しておられます。現在の症状は軽症とのことであります。当該感染者は、感染経路は不明でありますものの、石川県に来られた時期、或いは行動経路からして、県内で感染した可能性は極めて低いと考えられます。

また、県内の濃厚接触者6人については、念のため、宿泊型療養施設で隔離をさせていただくなど、感染拡大防止対策を今、講じているところでございます。そのため現時点で、石川県内では、オミクロン株が蔓延している状況ではないと考えておりまして、本県の専門家からも同様の見解をいただいていることを申し添えておきます。

しかし、これまでの感染拡大が大都市圏から2週間から1ヶ月の間をおいて、本県にも波及してきた、これはこれまでの事実でございます。年末年始に帰省の人流が多数確認されたことを考慮すれば、油断は禁物であろうと思います。

基本的な感染対策はオミクロン株にも有効であります。県民の皆さん、事業者の皆さん方には、今一度気を締めていただきたいと思います。

そして、オミクロン株の発生の対応でありますけれども、先日の本部会議及び記者会見でも申し上げた通り、オミクロン株の感染についてはすでに三つの観点から対応することにしておりまして、これに沿って今対応しているところでもございます。

1点目は、感染者の入院についてであります。オミクロン株の感染者については、国からの指示に基づきまして、感染拡大を防ぐ観点から、軽症、無症状問わず、すべての方に入院いただくことにしておりまして、すでに今回の感染者も軽症とのことでありますが、入院をいただいております。

また、2点目の濃厚接触者の調査につきましても、今ほど申し上げた通り、すでに関係します濃厚接触者は6人と特定をし、PCR検査を終え、1人の方が陽性であることを確認しております。念のため、この方も速やかに入院をいただいております。陰性となられた方についても、宿泊療養施設で待機をいただくとともに、定期的にPCR検査を行っております。

3点目の感染に不安がある無症状の県民の無料検査の実施につきましては、すでに先月29日より、無症状の方であっても、希望される方が薬局において検査を受けられる体制をスタートさせました。これまで600件以上の検査が行われておりますが、このうち、感染の不安を感じておられる無症状の県民の方が約8割を占めておられます。現時点で41ヶ所の薬局等で検査が可能でありますが、1月前半には、約100ヶ所の薬局で検査を受けられるよう、体制を拡充させることにいたしております。感染の不安を感じておられる方には、ぜひご利用いただき、感染の不安の解消や社会経済活動の正常化に役立てていただきたいと思います。

そして、今後の対応であります。これまで国は、オミクロン株の拡大を防止するため、感染者全員について、症状のいかんを問わず、入院措置とするとともに、濃厚接触者についても、宿泊療養施設への隔離を原則としておりました。

すでに昨年末より、首都圏の知事をはじめ、全国知事会でも得られた知見をもとに、感染拡大時に病床の逼迫を招かないよう、感染者については宿泊療養施設への対応も可能とすることなどの要請がなされております。現場を預かる知事として私も全く同じ思いでございます。

そういう中にあって昨日、岸田総理は従来の取り扱いを見直し、感染急拡大地域においては、自治体の判断で、症状に応じて宿泊療養施設や自宅での療養を認めると、こう言われたわけであります。

本県でも、ここ当分の間は、感染者を原則入院とする対応は可能であるとしても、感染がさらに拡大をすれば、限りある病床の負荷が高まることが懸念されるわけでございます。本県の医療関係者も、隔離が重要であり、定期的な経過観察であれば、宿泊療養施設でも対応可能との見解をお持ちでございます。

当面は、オミクロン株の感染者は入院、濃厚接触者については宿泊療養施設に入所という取り扱いとしつつ、全県的な体制を整えたメディカルチェックセンターを有効に活用し、症状に応じて、宿泊療養施設や自宅など適切な療養環境を提供する準備にも入っていきたい、このように考えております。

今後、感染状況、病床や宿泊療養施設の利用状況、専門家の意見などを踏まえまして、適切に判断をしてまいりたいと考えております。これらも含め、医療提供体制の逼迫防止の手当を早め早めに講じていくことにしたい、こういう思いであります。

次に、県民・事業者の皆さん方への呼びかけであります。先日の本部会議でも申し上げましたが、県民・事業者の皆さん方には、オミクロン株も基本的な感染防止対策が有効であることに留意をいただいて、改めて基本的な感染対策を徹底をいただきたいと思います。

具体的には、今週末から県内の多くの市や町において、成人式が開催されますが、昨年は、いわゆる第3波と言われましたが、成人式の後、感染者が多く確認される事態となりました。昨年の苦い経験を踏まえ、成人式後の飲食を含めたすべての飲食の機会において、是非とも手洗いやマスクの着用、3密の回避、換気など、新しい生活様式をぜひ徹底をしていただきたいと思います。

そして、飲食される際には、石川新型コロナ対策認証店の利用、事業者の皆さん方には、業種別のガイドラインの遵守を改めてお願いをしておきたいと思います。

最後に、マスコミの皆さん方、県民の皆さん方には、今回確認されたオミクロン株の感染者はもとより、従来お願いをいたしております、感染者や濃厚接触者の全員のプライバシーの保護には十分にご留意をいただきたいと思います。間違っても個人が特定され、差別や偏見が助長されることがないよう、ぜひご協力、ご配慮をお願いしたいと思います。

私の方からは以上でございます。

ページの先頭へ戻る

 

 

「知事記者会見:新型コロナウイルス感染症について」のページへ戻る

 

お問い合わせ

所属課:知事室戦略広報課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1362

ファクス番号:076-225-1363

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?