農薬による危害の防止について
農薬の使用にあたっては、地域の住民や生活環境にも配慮し、安全に使用するよう心掛けてください。
住宅地への周知など安全対策を実施しましょう。
- 農薬を使用する際、近くに住宅地や交通量の多い道路などがあるときは、あらかじめ、散布する場所や散布日時を立て看板、チラシで知らせるなど、地域住民に周知した上で、農薬を散布しましょう。
- 散布後も、子供や散歩者などが近づかないよう、必要に応じて立て札を立てるなどの安全対策を実施しましょう。
農薬を散布するときは、適期防除を心がけ、散布に適した服装や時間帯で作業しましょう。
- 散布前に、病害虫の発生状況を確認し、適期防除を心がけましょう。
- 散布時は、必ずゴム手袋やマスク等を身につけ、朝夕の風がない涼しい時間帯を選んで作業しましょう。
農薬を散布するときは、周辺地域への飛散や流出を防止しましょう。
- 風の強い日や、直後に降雨が予想されるときは、農薬散布はやめましょう。
- MEP乳剤など車両塗装への影響が心配される農薬等を散布するときは、車両の通行等にも十分な注意を払いましょう。
- 用水や河川に農薬が流出しないよう、水田の排水口を閉める等流出防止に努めましょう。
- 土壌くん蒸剤等揮散しやすい農薬を使用するときは、散布後は必ず圃場をビニールシートで覆い、揮散防止対策を徹底しましょう。
その他
病害虫の捕殺など農薬に頼らない防除方法を積極的に取り入れ、農薬の散布は必要最小限にするよう努力しましょう。